下野国全図はまだ全図とはいえ国境などは明確ではありません。 現在の山名との違いがあり、山の位置と名前の変遷が見て取れます。
【那須、高原】
那須は殺生石のみ記載で那須嶽など山名はありません。 会津国境に沿って大倉、上峠、中峠、監原山(塩原山)が通っている。 監原山(塩原山)と枯木峠の間に山王峠が書かれています。 高原山も記されていますが、位置はアバウトです。
【栗山、藤原】
山王峠から西には枯木峠、赤那○山、黒岩、現在の鬼怒沼山のあたりに四日山、黒髪山、湯前嶽、馬坂山、赤安山へと国境の尾根が記されています。 湯前嶽から東へ黒岩山、三美山、女峯へと続きます。
【奥日光、日光周辺、足尾】
湯前嶽から東に小真那子、持丸山?、大真那子、二荒山、男躰、女躰山があります。 中禅寺湖の西に行者、隣に二子山、庚申山、隣に銅山、御那坂から桐生への道が記されています。 道の東に古峯原、石裂山、横根山、地蔵嶽、三峯山、蓬莱山、十二山が記されています。
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