菅沼に車を止めて歩き出す ガスが煙るなか白根に向う |
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山部薮人 03.07.21 |
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【山行日】 2003年 7月 21日 | |||||
【コースタイム】 | |||||
自宅発(4:15)==鹿沼IC・高速利用==日光・山内コンビ二(5:30-5:45)==菅沼登山口(7:05)−−弥陀ヶ池(9:25-35)−−白根山(11:50-12:18)−−避難小屋(13:05)−−隠山の尾根(13:18)−−前白根山(13:40-45)−−天狗平(14:03-08)−−外山下降点(14:33-35)−−第4リフト降場(15:20-24)−−湯元(15:58)−−金精道Y字(16:18)==中宮司派出所==やしおの湯(17:40)==鹿沼IC・高速利用==自宅(18:00) | |||||
【地 図】 1/25000図 白根山 | |||||
【所在地】 群馬県利根郡片品村(現沼田市) 日光市 | |||||
【天 候】 雨 (PM3:00頃から青空見る) | |||||
【同行者】 月安会の6人(白沢、千葉、大山、加藤、西沢、村山、)+薮人 | |||||
【ストーリー】 | |||||
月安会で白根山山行が決まり、薮人も参加する事にする。いよいよ当日、朝4:00激しい雨が降り出し携帯で宇都宮の様子を聞くも雷雨の模様。山好きの面々はこの雨の中我が家に集合。相乗りで鹿沼ICへ向う。そのころ宇都宮の2人も雨の中日光に向った。以心伝心何時もの東照宮裏のセブンのコンビニで合流できた。ここで食料を調達実に便利な世の中になった。 ここから中禅寺、湯元を通って菅沼へ。薮人は夜中全英オープンゴルフ、世界水泳を見ていて1時間しか寝ていない。これだから疲れちゃうのである。今日は前白根から放置ザックを湯元に運ぶので背負庫を背負っての歩きである。 |
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![]() ![]() ![]() ![]() 弥陀ヶ池 弥陀ヶ池 座禅山 木道 |
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【菅沼を出発】 | |||||
霧雨の中菅沼の駐車場を出発(7:05)、楽しく会話が弾みながら歩き始める。広い道がだんだん細くなり一列に並んで歩き始める。やがて石がゴロゴロの沢道、少し進んでいよいよ登りに掛かる。雨で濡れた掘れた道を高度を上げる。歩き始めて約30分雨が一旦上がりガスが切れていく、ウグイスも鳴き出した。雨具の上着を脱ぎ半そでのTシャツになり歩き始める。道は広く周りの草木が体に触れる所は数ヶ所のみで気温が低く快適である。途中左側が崩れ落ち巻き道が作られていた。この崖したは弥陀ヶ池からの沢(座禅沢)でこの辺が切り立った崖になっている。菅沼からの登りは座禅山の北北東斜面をジグザグに登るしかし急な道でなく程よい山歩きだ。弥陀ヶ池への途中3人に会った、まだ8時ちょっとだが聞くと昨夜避難小屋に泊まり下りてきたとの事。昨日は天気は最高であったとの事、今日はガスで山頂は見えないとの事であった。 |
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【弥陀ヶ池】 | |||||
座禅山を巻きながらゆるやかに歩くちょっと小さな窪みを越えると、いよいよ沼が見えてくる。座禅山の麓に鹿避けの電気柵に囲まれた。小さなユリが咲いていた、もちろん「シラネアオイ」の花はない。道標があり池が見え来た。木道に下りガスに煙る弥陀ヶ池畔をあるくすぐに湖畔の分岐に着いた。しばらく来ないうちに案内道標が沢山設置されていた。ここは群馬県菅沼の登山口にも案内板があったがケーブルカーの案内である。途中にもケーブル駅への道標があったが人が増えると色んな人も来る。それで弥陀ヶ池の周りは杭とロープに囲まれたところになっていた。ご丁寧に座禅山にも整備された?(ロープに囲まれた)道が作られていた。わざわざ道を作らなくても言いと思うに。群馬県の観光に一生懸命さはわからぬでもないが。人を沢山入れて柵に囲まれた山が本当によいのだろうか考えさせらける。 |
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![]() ![]() 石楠花の咲く山頂への道 中腹からの五色沼と五色山 |
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【白根山】 | |||||
めまぐるしく変わる天候しかし雨も一段落時間も有りまわりを見ながらのゆっくりの歩きである。中腹で先行の2人を追い越すと2人はそこから下山していった。あと小30分で頂上だけれどこの天気では、戻りたくなる気持ちも解る。上に登るほどガスが濃くなり視界が無くなりまわりの山々は見えない、濡れる岩を上がれば頂上である。すでに頂上には5人の人が居る我々が到着すると場所を譲って降りていった。 |
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![]() ![]() 頂上への最後の岩場 頂上が見え笑顔の仲間 |
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頂上に上がると依然とは状況が一変以前あった三角点標石が無く平たい25CM四方の板に変わっていた。いつものカメラスポットの大岩に頂上の道標が作られていた。栃木県日光市の物だ。少し小ぶりの物で昔からある物に比べるとちゃちであそこに立ててほしくない位置である。全員の写真を別掲の通り撮影した。雨が降りしきりガスの中で水滴がレンズに付きガス臨場感のみの写真になってしまった。 |
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【白根神社】 | |||||
山頂で雨の中湯を沸かし全員各自に用意したカップメンを食べる。1人だけなぜかワンタンメンを持ってきてなかなか具が柔らかくならず苦笑していた。沸騰しても温度が上がらないかもしれない。食後のコーヒーを飲み山頂を後にした。頂上白根神社に手を合わせおおらかな頂上の火口跡を歩く大雨のせいか沼のように水が溜まっていた。ここから白根沢に沿ってジグザグに避難小屋に向って下る。裸地が多くなり途中歩道の位置を修正した所がありご苦労を感じる。いよいよ傾斜がきつくなると下方に筆を立てたような岩がガスの中に浮かび上がってくる。普段なら周りの景色に気を取られ気が付かない岩が印象的だった。 荒山の景色無くとも満足だ 月安の会頂に立つ |
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![]() ![]() ![]() 雨とガスの頂上の岩に立つ |
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【白根避難小屋】 | |||||
白根山からどんどん下り岩場から樹林の中へ入りを歩く。樹林のゴロゴロした岩を飛び越え歩くと程なく林を抜けパット明るく開けた所に出る。6月下旬まで雪が残るお花畑の入口である。今はお花畑に行く人は無く静かな原っぱである。ここから左に折れてちょっとで避難小屋に着いた。先着の人が中で湯を沸かしているここで一休みをする。ガスが晴れ一部青空が出て来た、急速に天気が回復して来た。ここの避難小屋で月安会の6人と分かれ薮人は湯元に向う。6人は五色沼〜弥陀ヶ池〜菅沼(車)に向う。 | |||||
![]() ![]() 避難小屋 五色沼 |
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【デポザックの回収】 | |||||
6人と別れ一人避難小屋のすぐ横(裏)を前白根に向う。樹林の中を駆け上がり程なく尾根に出る。雪のある時は五色沼がここから良く見えたが、ぜんぜん見えない2ヶ月前にははっきり見えたのに木々に遮られ見えない。尾根を伝い前白根山の下に到着する。あったあったビニル袋、置いていったそのままである。その時カチカチに凍っていたのが完全に融け袋に水が溜まっている。湯元で4時に合流なので急がなくては急がなくては。前白根山に途中まで登ると、さっき分かれた6人が五色沼から弥陀ヶ池への峠に向っているのが見える。オーイ声を掛けると返事があった。 |
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![]() ![]() ![]() ザックを収容 前白根山 石楠花 ![]() ![]() ![]() 天狗平 スキー場(中央が三岳) 湯元・駐在所 |
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前白根に上がり尾根を湯元に向って歩き始める。天狗平で上着を脱いで半そでTシャツになり涼しくなって再スタートする。途中掘れた下りでは雪が消えぬかるんで歩きづらい。道が荒れている。リフト降り場から白根沢を見ると沢にはまだ大量の雪が残っている。あと30分荷物が重いが湯元に向う。湯元駐在所は不在で結局中禅寺湖畔の派出所へ届ける。このあと7人で清滝のやしおの湯に。 |