おおらかに今は静かに眠りつく 白根の顔にブイの雪形
白根山雑記 |

初冬の白根山
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プロフィール
白根山の好まれるのは、山へのアプローチが豊富で上級者から一般の方まで楽しめる。
五色沼、弥陀が池があり、美しく絵になる山です。
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こだわりの白根山
五色沼は白根山の東側に位置しコバルト色の美しい沼です。 この沼を見るには最短の菅沼からでも2時間強を要する。 おのずからから人の姿は少ない静かな沼である。
この沼ととなりの弥陀が池と五色山周辺には、シラネアオイがあり、5月下旬には沼と同じ色の花が咲きます。 雪が解けた後、避難小屋の先にはお花畑もあります。
沼の周り山々は白根山の外輪山である、金精山、五色山、前白根山、白根隠山などがあります。 東側(栃木県側)は、外輪山がきれいにありその峰々を回峰すると白根山の姿の変化がわかります。
白根山は巨岩が積み重なりった感じの山頂部を持って居いる。 山頂部から幾く筋もの深い急な薙がある。 南側の県境に沿って一本、東側に避難小屋に向かって一本、五色沼に向かって一本、五色山からの尾根沿いに一本、西の群馬県側には、避難小屋への尾根の両側にあり、尾根南の薙は途中から二っに分かれて一方は大広河原、仁下又沢、大滝川、片品川へ向かっている。 どっしりとした急峻な独立峰は関東以北の最高峰で盟主である。
五色山と前白根山は白根山の門番のような山で、こちらが正面入口だ。 最近日光湯元からの歩かれる人が少ないさびしい限りである。 時には正面の湯元から登ってもらいたい。 湯元から登ると上がりは白根沢東尾根ルート(昔は白根沢の中がルートとなっていましたが、雪崩、落石により危険回避の為東尾根にルートが変わっています。)、下りは中曽根ルートと同じ道を通らずにぐるっと回れる。 時には金精山を回って峠から湯元に戻るコースでもよい。 山部は圧倒的に湯元・白根沢東尾根ルートで登る事が多い。 正面のメーンルートからが山への表敬と思っている。
白根山山頂へは丸沼スキー場のリフトに乗って頂上を目指す人もいるようだ。 簡単でつまらなかったなどといってほしくない。 あくまでそこは裏街道、そこを通っての白根山を語るなかれである。 ちなみに山部薮人は丸沼のスキー場に行った事あるがあくまでスキーです。 そのルートから白根山に登ることは一生ないだろう。 それは他の山にない白根山への尊敬とこだわりだ。
蛇足だが男体山は中禅寺湖畔から。 皇海山は庚申山からだ。 近年皇海山を群馬利根村から延々林道を走って皇海橋からちょこっと登る方がいる。 そのルートが出来たので皇海山の名を汚したと思う。「はるかなる山」が消えた。 ましてや100名山を目指すと豪語する人は庚申山ルートで胸を張って完登してほしい。
バブルのころ全国の「はるかなる山」が消えていった。・・・・越後の平が岳(わけのわからぬ山小屋がマイクロバスで通行止の林道で送迎)・・・・。 100名山ブームが早く去ってほしい。 人に頼らぬ山歩きをこれからもして行こうと思う日々である。
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00.12.10避難小屋泊で、日の出時に頂上に立つ |
栃木の火山
栃木の山は火山の山、この山は、どんな出来方あのかな・・・・などと、考えながら登っています。 隣の山 太郎山の火口跡、栃木の盟主男体山の火口跡溶岩流の跡、高原山の御岳山の火口壁、現在も噴煙を上げる那須茶臼岳、栃木の高い山は火山なのです。 登ってみると大岩が積み重なっている峰のある山は、火口が近くにある火口壁や外輪山などだと思います。
足尾の天狗の投石という所が かじか荘から庚申山の途中の道端にあります。 50cm角の岩が斜面一面積み重なっています、どこか近くに必ず火口跡があり、その噴火の時ものなのかなと考えています。 来春に雪が消えたら近くの1462峰に登ってみようと計画をしています。
03.01.23読売新聞によると火山噴火予知連絡会と気象庁が活火山の定義見直しで、複合火山・高原山を活火山リストに加えたと報じた。 高原山はCランクに。 過去の活動の活発さから順にAからCまでの三段階に分類分けされ、すでに那須岳がBランクとされ白根山がCランクで栃木県では3山がリストに入った。 ランク分けは「過去の噴火活動を分類したもので、火山の危険性や噴火の切迫性を示したものではない」としている。 高原山は現在、活発な噴気活動が確認されていることから、新たに活火山に選ばれた。 那須岳は1900年代に2回噴火活動が確認され、現在も噴気活動が見られるとの掲載がありそのことを思いつつ登ると視点が広がり楽しみが増すと思います。
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00.12.10 |
03.05.11 沼の氷が解け始めた |
360度周りの山々が一望(後方燧ヶ岳) |