NO.--- 剣ヶ峰    1799m NO.133 日の出平 1786m NO.134 南月山  1775.8m NO.135 黒尾谷山 1587m NO.136 白笹山  1719m   
   
   庚申山山荘       地蔵岳           渓雲岳          鋸 山
005−1 御岳山 005−4 地蔵岳 005−7 蔵王岳 005−2 駒掛山 005−5 薬師岳 005−8 熊野岳 005−3 渓雲岳 005−6 白山   005−9 剣ノ山  
     
           薬師岳                        皇海山
                    山部藪人 2002.12.05記

登頂日  1997.08.10 天候 晴、 そよ風 気温16゜C  皇海山への日帰り往復
山   名
@庚申山(コウシンザン)標高1892m   A鋸山(ノコギリヤマ)標高1998m
B皇海山(スカイサン)標高2144m     ☆鋸11峰(庚申山〜鋸山)
A-1 御岳山   -2駒掛山1808m  -3渓雲岳1800m  -4地蔵岳   -5薬師岳    -6白山1910m  -7蔵王岳   -8前野岳 -9剣ノ山
足尾町 同行者、S渓さん
コースタイム @庚申山
 銀山平の先笹ミキ沢に駐車(5:00)出発   一の鳥居(5:15)   庚申山荘(6:10)   庚申山山頂(7:40)
A鋸山、鋸11峰B皇海山
 白山山頂(9:20)  鋸山山頂(10:25) 不動沢のコル(11:00)  皇海山山頂(13:30)  不動沢のコル(14:00)  鋸山山頂(14:50)  六林班峠(15:45)  境沢(15:52)  庚申山荘(17:30)  一の鳥居(18:20) 銀山平の手前ゲート(19:00)   
登頂の様子 @庚申山
 100名山登山が流行になり栃木で登っていない山が1つある、どうしても頂上に立って見たくて、S渓さんに話したら快諾してくれた。 お互い忙しい身で日帰りの日程になる。

 さっそく計画、距離があるので時間も掛かる、今は日が長い時なのですぐに、決行を決める。 決行日は8月15日に決まる。 準備にかかる。

 当日、朝まだ日が昇らない真っ暗な宇都宮を出発(AM3:00頃)、日光を過ぎ足尾町を過ぎた頃、東の空が白んで来た。 足尾町内を過ぎ銀山平のかじか荘の前を通り、舟石林道入口の先のゲートが開いていたのでそのまま通過して、天狗の投石の手前まで車で行く。

 まだ薄暗い中準備をして出発、一の鳥居にすぐ着く水面沢に沿って橋を渡ってしばらく歩く程なく鏡岩、沢と別れ笹原を進む、猿田彦神社跡を過ぎると庚申山荘が現れる。 ここまでは快調だったが大胎内の上あたりで足が攣りS渓さんにシップ薬をいただき少し休みそれからゆっくりと笹原を歩く、つらい山行だ ほどなく庚申山山頂に着く。

庚申山は樹林の中で景色はない、すこし進むと展望の良い所があり前面に皇海山がどっしりと座っている、地蔵岳までは笹原の道の登り下り、薬師岳へは稜線の木に伝いながら登り上がる。 

白山から岩のやせ尾根になる蔵王岳熊野岳と切れ落ちた鋸歯そのものだ、剣ノ山の鎖場を越えると鋸山に着く、ここからの眺めはすばらしい谷川岳、苗場山、上越の山が一望出来る、栃木の山のパノラマが遮る山がない足尾の展望台だ。

ここから急坂を下るトラロープが何本もあり土の滑りやすいところだ、今まで人に2人しか会わないのに鞍部は子供から年配の方など15人くらい居る、子供がアイスを食べているこちらは水が無くS渓さんが不動沢側の水場に汲みに行く。

後で判ったが群馬県側から近道があるようだこれで秘境の山が一つ消えたなと思った。  ひと休みして皇海山に向う樹林の笹竹道をゆっくりと登る1時間ちょっとで頂上に着いた、S渓さんが得意のバーナーで湯を沸かしカップラーメンで昼食をとる。 立派な利根村の山頂を示す柱が立っている、樹林の中なので袈裟丸方面が開けているがあとは樹林越しの眺めだ。

写真を撮り時間を気にしながら鞍部戻る鋸山は急坂の上に、思ったよりロープのお陰でスムースに登った。  ここから六林班峠まで笹の道を歩く、道に倒木が多く何度もつまずく木を拾い杖にして歩くがつまずく約1時間で峠に着く、峠は笹が刈払われ広い道になっている。 

一服して出発途中の飲める沢で何度も水を飲む、道は明瞭で歩きやすいが、同じ景色で尾根と沢が交互に10数回あり今どこに居るのか解らなくなる、天下の見晴らしの分岐を過ぎたらすぐに庚申山荘に着いた。

午後5時30分薄く暗くなって来たヘットランプを用意して誰もいない山荘を出発、石の道を急ぎ下る、休みなく下るまだランプは使わない沢の流れが現れ橋を渡ったら一の鳥居に着くやれやれ帰って来た。 13時間歩き通した、朝足が攣りどうしたものかと思ったが何とかなった。 

車に戻り帰り仕度をして林道を走った”かじか荘”手前のゲートが閉まっている、朝開いていたのにくやんでも仕方ないのでさっそくゲートを開くことを考える。

 山の道具以外は車の工具だけかじか荘へ連絡して開けてもらうか、色々考えたが自分で開けるの信念で、得意のサバイバル魂で鍵の構造を調べ、道に落ちていた番線(鉄線)でフックを作って開ける事が出来ました。

かじか荘で温泉に入り疲れた体で帰路に着く。
 
今回思ったこと 本格的に山に行くようになっての長時間の山行、これから体力を付けがんばらなくてはと・・・・・・。  ご一緒いただいたS渓さんに感謝している、この時は時々山に行こうと思う。