風の息木々の間を通り抜け 大入道の笹原騒がし
NO178 大入道  1402.4m NO179 桝形山  1086.3m NO180 月  山    874.8m
  
山部薮人 03.07.10記 (編集中)

【山行日】      2003年 7月 5日(土)
【コースタイム】
自宅発(4:10)==鹿沼IC・高速利用==小間々駐車場(5:40-6:03)−−小間々キャンプ場大入道入口(6:04)−−1つ目の沢(6:10)−−2つ目の沢(6:15)−−大入道山頂(6:50-7:08)−−2つ目の沢(7:25)−−大入道入口小間々駐車場(7:42)===桝形山林道ゲート(8:25)−−桝形山山頂(9:10-9:25)−−ゲート駐車場(9:58)==八方ヶ原・山の駅たかはら(10:03)==嶽山箒根神社(11:20)==鉄塔に駐車(11:50)−−月山山頂(12:15-30)−−駐車場(12:42)==矢板IC・高速利用==自宅(14:00)
【地  図】     1/25000図 塩原、高原山
【所在地】     塩原町、矢板市
【天  候】     晴 風強い
【同行者】     なな
【ストーリー】
明日(7/6)はゴルフなので今日は軽めでと家をAM4:00に出発する。 目標の山は2,3日前から決めている枡形山である。東北高速を鹿沼ICから入り宇都宮IC付近では、雲がどんどん流れ矢板ICで下りる頃は青空がだいぶ広がって来た。矢板から八方ヶ原へ向う誰もいない早朝の高原のドライブである、今日も助士席で名犬ななが目を閉じてルートのトレースをしている。高原山の峰々はどっしりと迎えてくれている。
【小間々から出発】
八方ヶ原の山の駅分技所から、大間々へ向う。ウグイスの鳴く高原の明るい3分程で小間々の駐車場に着いた。山つつじの花がチョッとだけ残っている。ここでパンを朝食にする1個だけ。ななはヤキトリのカンズメとフード食、分け合って牛乳を飲む。準備をして出発する。
大入道
小間々駐車場から山つつじの園地を通り、キャンプ場いよいよここから林の中に入っていく。このルートは一般のハイキング山歩きのルートで大入道〜剣が峰を経由して周回ルートでもある。随所に案内板があり解りやすい。ビニルテープなどは少なく気持ちいい見かけた不要なマークは外した。5分で一つ目の沢桜沢に出る、今日は涸れ沢であり問題なく石の上を歩く。ここから笹の道を歩く林の中を歩く事5分また沢が見えここは急降下水も音を立てて流れる。

この沢はさっきの沢と下流で合流する、桜沢の右沢でズート下ると各沢を集めて鹿股川になり塩原の箒川に合流する。沢におり渡るとそこに大入道からの支沢が流れ込んでいる、その沢に沿って登る。そのまま歩くと沢がやがて消えその所から背丈1.5Mの笹原を歩く。そこかしこでウグイスの鳴く気持ちの良い所でやがてジグザグの大入道の本体の山腹を急ぎ足で歩く。やがて大入道山頂の肩の所が見えてくるそこまで行くと広い平らな山頂に尾根のような5Mの峰がある。20Mくらいで三角点のある所に着く。そこからの見通しは良くない木々の間から前黒山が見える。山頂を進むと細い尾根の道になり剣が峰に至る。細い尾根道はやしおつつじがたくさんあった。
大入道で一服して早速次ぎがあるので下る、笹道を駆け足で下る。前日の雨で沢道が登りと違って下りでは滑るので途中からゆっくり慎重になる。約30分で駐車場に戻る。途中沢からキャンプ場までビニルのマークを外す。
【林道 ・ 桝形山】
小間々から山の駅たかはらの前を通り桝形山林道の入口を地図を見ながら探す。山の駅の前までは舗装された道でそこから砂利道に変わりNTT中継所を過ぎると道路は舗装路になる。地図で林道を確認して桝形山への取り付きを探そうとしたが、林道入口にはゲートあり一般車はは入れない。すぐ横に4WD小型車なら通れる所があるがここを越えていく必要はない。林道を10分も歩けば枡形山への入口に着く。以前偵察に来た時別に問題なしと考えていたので今回はあまりプレッシャーはない。林道入口に車を止め出発しようと準備をしていると、土浦ナンバーの大人3人が来ました。ばつ悪そうだったので言葉を掛けると「よい木が有ったらもらおうと思って見に来た。」といったが争い事になるといやなのでななと桝形山に向った。

林道は小砂利の整備された道で程なく桝形山への入口(植林用かも)がありました。草におおわれ車では素通りしてしまいそうです。今回ここに赤布を着けましたわずかに踏み跡があるようですが、よく見ると鹿の足跡でした。以前は正式な道らしく2Mくらいが小さな沢まで続きます。
そこから小沢を行くのは薮が濃く道なりにそのまま進むと檜の植林地に出ます。暗い林の中は草も無く歩き易く正解でした。この植林地の中で進路を登りに方向を変え100M位進むとくぼ地がありそこを越えそのまま高度を上げると尾根の端に着きます。そこからは尾根の左縁に沿って、地図を見ながら進む。桝形山は平たい山なのでただ高い方へとでは行かない地図を見て地形を照合しながらの歩きになる。今回はY田さんへの下見もあるのでルートにマークの赤布をつけてあります。

まあ問題なく頂上に着けます。しかし甘く見ると確実に迷います、迷ったらはっきりした所に戻りよく考えて行動をしましょう。ここの桝形山は薮山度は★★2つの山です。全体に踏み跡が薄いのですが時間も余り掛からず、大した登りは無く一度は三角点を見てくる価値はあります。
桝形山から道に出ると軽4輪のトラがありエンジンが掛からず動かないようなので、声を掛けるとダメそうなので車を牽引したあげることにしたので自分の車に急いでもどる。地元矢板の人で山菜のふきを取りに来たとの事でした。結局山の駅たかはらまでロープで牽引しました。約1時間使いましたが困っていたので仕方ないでしょう、あそこからは携帯電話も使えないし牽引しか方法はなかった。桝形山山頂は携帯電話はOKでした。


             嶽山の1000年杉は驚きの 天にも届く林の如し
【嶽山箒根神社 ・ 月山】
嶽山箒根神社は1200年位前に創られた神社でこの地を支配した城主などの祈願所で明治まで大田原城主が毎年訪れていたとの記がありました。西暦600年頃は大化の改新の頃からズートこの地に鎮座していた。この地から里が見られ里との間に月山がこんもりとたたずんでいます。

杉の木は嶽山箒根神社の周りのみ有りました。4Mを越える巨木は1本ですが3Mの大木が沢山有りました。
【月 山】
月山は嶽山箒根神社の正面にあり、いつも見守られています。月山まではつい最近舗装された道が山の駅たかはら学校平〜宇津野の近くまで完成していて神社、月山にも直ぐに行けるようになっています。月山は登って見ると北側半分の民有地はモトクロスのコースが山肌をえぐられていました。今はコースは使われていないようです。鉄塔の54柱のそばに地図上の道があり月山への道は嶽山箒根神社への参道が月山を巻いてつうじていますが、途中でモトクロスのコースへ出る踏み跡があり高みを目指せば頂上には直ぐに着きました。
三角点がなかなか見つからず時間がかかったが、結局笹のなかで静かにしていました。鎌で見えるようにまわりのみ刈払い直ぐに車にもどりました。帰り道里に下り山県農場側の田代山の下見をして帰路に付きました。