大平山(栃木)341m NO.215 |
晃石山(一等三角点) 419.1m NO.017−2 |
一等三角点の晃石山と大平山 |
山部薮人 初記03.12.09 追記04.12.30 |
【山行日】 2003年 12月13日(土) | |
【地 図】 1/25000図 栃木 | |
【所在地】 栃木市 大平町、岩舟町 | |
【天 候】 快晴 風有り | |
【同行者】 「なな」 |
【コースタイム】 |
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清水寺・駐車場(9:25-35)−−晃石神社(10:25)−−晃石山山頂・三角点標(10:30-35)−−アンテナ(10:55)−−富士浅間神社・大平山山頂(11:10)−−晃石神社(11:35)−−395峰[岩舟町三角点](12:03)−(桜峠経由)−清水寺・駐車場==自宅 |
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![]() 山頂で会った方と「なな」 |
![]() 晃石山の一等三角点標石・でっかいぞー |
【清水寺から晃石山】 |
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いつものルートを飽きて、どっか歩いていない尾根を直登しようと勇んで家を出た。大平町の小荷田にある清水寺に向った。清水寺からはいつも桜峠(275m)を通って尾根に上がった。今日は尾根を使って晃石山に直登を狙った、内堀からの直接の昔の道を以前(40年も前に)歩いた事がある。山部は岩舟山から大平神社への縦走やら、山岳会の登山競争にも参加して桜峠から駆け下った事もあった。1/2.5万分の地図しか持たないので清水寺からはそこからだけだと思い込んでいた。 現地について薮に入ろうと寺の前の道を大中寺方面に100m位歩くと、道標があり晃石山への矢印がある。様子を見に進むと立派な階段がありなお進むと延々と続いていました。今日はこの道を確認に歩いて見ることにした。程なく丸太を並べた道は終わり岩と根の張った尾根を上がると晃石神社にでました。途中で知り合いの人に会い立ち話を2回しました。皆さん健康を意識してのハイキングとか奥様がいきいきしていました。 約40分で神社に着きました。神社には大勢のハイカーがちょうどお昼の食事中でにぎやかでした。ツアーの旗をもったガイドのグループも居ました。山部と「なな」は久しぶりの神社をカメラに納めそのまま頂上に向いました。今日の主目的は晃石山の三角点標石の写真撮影とゴミ拾いである。ゴミは以前と変わってとても少なくなっていました。清水寺からの途中にコンビニ袋が2つあり木にマークよろしく縛ってありました。雨水が溜まりいやな感じでした。マークと言うよりゴミの放置にしか見えません。 晃石山山頂は少し混んでいましたが、直ぐに静けさが戻りました。さっそく写真撮影をしました。久しぶりですが、でっかいなー晃石山の三角点標石一度は必見のものです。 |
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立派な標石(参謀本部陸地測量部設置) |
【晃石山の一等三角点】 この項は三角点写真館ほかから参考にさせていただいております。 |
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設置は関八州大三角測量の時、関東で初めて設置されたものです。 | |
ここの標石は特別な三角点標石で一辺が21cmある日本一でっかい一等三角点です。ここの三角点は明治初期に、内務省地理寮(局)が大三角測量を実施し、東北南部から近畿にわたる大三角測量網を設計しました。明治17年に陸軍に引き継がれるまで、内務省地理寮・地理局時代に設置、観測した三角点は約50点あるといわれています。多くはその後陸軍の一等三角点に引き継がれたといわれています。設置されたおおよそのポイントは大三角網図と、陸地測量部時代の点の記で確認できます。、簡単な記載はあるものの、詳しいことはわかっていません。晃石山のように、明らかに現在の一等三角点付近に設置されたとみられるが標石は亡失している場合がほとんどです。 |
![]() 大平山山頂の富士浅間神社 |
![]() 案内板 |
【大平山】 大平山は山城で現在の栃木市の北方に本拠を構えていた皆川氏の出城のようなものでした。 上杉謙信と戦い謙信も落とせずついに大中寺で仲介で和議となりました。 大平神社の南に三角点278.0mがあります。 その辺が謙信平と言われています。 ここからは関八州が見渡せると言われていて遠く富士山も見えます。 早朝には四季を通してカメラを持った人が訪れています。 神社の北側からは室の八嶋と言われる風光明媚な眺めが見られます。 大平山の山頂には富士浅間神社があります。 大平山の名前の大平山神社は山頂から尾根を南東に10分下った所にあります。 大平山から西に進むとアンテナのある312峰があります。 ここには謙信平からアンテナ所まで保守用道路があります。 大平山を見上げる南面に今昔物語、雨月物語の「青頭巾」で有名な大中寺があります。 大中寺の「なな不思議」は、愛犬「なな」にも通じる所があります。 |
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![]() 晃石神社 |
![]() 案内板 |
晃石神社は三角点標石の直ぐ下にあります。昼食時は人が溢れていました。 |
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【帰り道】 |
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今日の趣旨に反して道のある所ばかりであった。このまま清水寺へ下りるのも味気ないので桜峠へ回ることにしました。神社から峠に向うと395峰の境界の杭が×印でなくちょ>印でした。周りを見回すと岩舟町の地籍図根三角点がありました。赤白のポールがありGPS測量を行ったようです。ここが大平町のと境で岩舟町東端のようです。 | |
![]() 地籍図根三角点 |
ここの395峰から桜峠までは急な坂を下れば直ぐですが、よく見るとわずかな踏み跡が下に下っていましたので迷うことなく下りていきました。すると清水寺の展望台の所に出ました。回りの松の木が大きくなって視界がありませんでした。みかも山、岩舟山、馬不入山、晃石山、大平山は山部の地元の15分で行ける山々でこれからも楽しみにしています。 |
帰り道ぶどう団地の道がガス管埋設工事で、交互通行で待ち時間に地図を見ていたら何と道の反対側に中山(149m)がありました。大平町の向堀と中山の中間の位置で1/25万地図にあります。送電線も近くを通っており126峰から尾根を伝えば10分と思われます。絹ヶ岳が消えた分穴埋めが近くの山で出来そうです。 |
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【雪の晃石山、大平山の尾根】 |
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![]() 大平山 04.12.30 |
![]() 晃石山 04.12.30 |