藤荷田山    330m   NO.233
安戸山    1151.5m      NO.232
関東地方大雪情報、栃木も午後からであったが肩透かしであった。尾根を輪カンで歩く
  登頂リスト 2004年へ  トップページへ    山部薮人 04.01.18記
【山行日】     2004年 1月17日(
【地  図】     1/25000図 関谷 地図(安戸山) 地図(藤荷田山)
【所在地】     那須郡塩原町
【天  候】     曇り そよ風 (栃木県異常乾燥注意報)
【同行者】     単独

【コースタイム】
自宅発(5:10) = 鹿沼IC(5:30) = 上河内SA(5:40) = 西那須野IC(6:10) = 関谷コンビニ・仮眠(6:15-7:20) = @関谷・蟇沼・出発(7:30-55) − 送電鉄塔・蛇尾川線2号(8:05) − 送電鉄塔・板室線34号(8:45) − 尾根上の発電所施設(9:05) − 1010峰(10:00) − 林道広場・(10:13) − 北側の峠への道・中間点から登る(10:20) − 安戸山山頂 1151.5m(10:50-11:20) − 林道広場(11:40-45) − 植林地に入る(11:55) − 植林地・板室線34号巡視路入口(12:20) − 植林地・蛇尾川線2号巡視路入口(12:35) − 関谷・蟇沼・帰着(12:45) = 関谷交差点 = 那須野ヶ原公園 = オートキャンプ場 = A草地試験場脇道路(15:30) − 藤荷田山山頂 330m(15:40) − 草地試験場脇道路(13:50)帰着 = 西那須野IC(14:05) = 鹿沼IC(14:30) = 自宅(15:00)
今日の
歩行時間  安戸山 約4時間 50分  藤荷田山 約20分   一日合計 約5時間10分

【各種情報】
自宅西那須の本線上温度 −4゜C/関谷の道路温度 -2゜C/栃木県異常乾燥注意報(ホームページ:5:30)
各種天気予報によると、栃木県も午後から大雪とのこと(結果はいつもの通り外れた)

【往路 】
今日は大雪が降ると言うので里に近い所を、午前中歩いてこようと安戸山に決めた。少し家を早く出すぎて関谷のコンビニで仮眠をする。曇りの天気で温度は−4゜Cであるが、風も無く雪の降る状態ではない。

山名板

藤荷田山の社


【NO.232 安戸山】
1151.5m 取り付きご道が解からず尾根を歩く、

出発点のポール

鉄塔・板室線34号

地下発電所の施設

蟇沼(ひきぬま)の部落を過ぎて沢に架かる橋を渡った所に駐車する。道はその先で下に下ると蛇尾川に掛かる蟇沼大橋にでる。駐車場は新橋が出来る前の旧道との広場である。一面の雪の中に杉林への巡視路があり黄色のポールが見える。以前鴫内山の帰りここに車を止めて安戸山のルートを考えた。関谷から南東尾根を上がるか、ここの蟇沼の沢からの道が地図に見える。沢を見たが砂防ダムが数段見えて沢の側に道はなく沢を上がる訳にはいかない。今は巡視路を行くのであろうか歩く準備をして巡視路へ向う。地図では遅野沢のコミニティーセンターからの道と沢の上で合流する。

今回は地図にある安戸山の北側から東に延びる尾根の下を通る道を通って頂上を目指す。巡視路の雪上に踏み跡がありそれを追う。10分も歩かない内に道から階段がある。上がると鉄塔があり見ると蛇尾川線2号である、踏み跡は鉄塔の下をくぐりその先の杉林の中を行く。その先は500坪ぐらい杉が伐採されていた。送電線が触るので伐採したのだろうかその先は沢に行きついてしまうのでさっきの道に戻る。道は植林の作業道である少し進むと道は十字路になる。あとで解かったがここを直進すれば、遅野沢からの道に合流する。

ここの交差点を高みの道を選んでどんどん歩いたジグザクを2,3回して作業道は終了した。ここから得意の薮の中を歩く、雪の中に兎の足跡がルートを教えてくれる。何度か立ち止まり上を見上げながら歩く、着ていた防寒着を脱ぎザックに付ける。40分掛かって送電線板室線34号に着く、この時期ここには兎の足跡だけだ。ここから八溝の山並みが良く見える。天気が気になって東と南の空に注目するが八溝の先上の雲の帯は落ち着いている。この分なら雪は当分降りそうにも無い。

地図を広げるこの下に道が通っている、そう思うと安心である。見渡すと巡視路が下に降りているのが解かるここを下ると道にでる。しかし折角尾根に上がったからには今日も尾根を行くことにする。鉄塔からの薮は茨と雪とが合間って歩きづらい。ここを抜けると檜の植林に入り境界の杭に沿って開けていて歩き安い。岩が露出ているそこを過ぎると雪の無い落ち葉の積もった所がある。少し進むと建物が現れてるそこから落ち葉などが集積していたのだ。カモシカの足跡があるさっきまで近くにいたようで蹄の跡がくっきりと雪に付いている。


1010峰

林道広場の案内板

安戸山・三角点標石
導水路から落ち葉を取り除く施設のようだ。その施設から斜面を過ぎるとなだらかなゆったりとした見晴らしの良い快適な尾根になる。このルートを選んで正解だった。もちろん輪カンを付けの歩きである、尾根の北側の斜面は風で雪が飛ばされ少なくしばらく輪カンなしで歩いた。広い尾根になると輪カンなしでは無理になった。1010峰まで来ると目の前に安戸山のが大きくどっしりと見える。南東尾根に林道が見え、その下に作業道が沢山見える。1010峰から下ると安戸山林道の広場に出る。この林道は南東尾根からさっきの発電所の施設まで行っているようである。広場に有り難くも安戸山の矢印があり北側のコルに向っている。

ここからの道は雪が深く歩きづらい、先にコルが見えて来てそこから急な道を上がるらしい。深雪で歩きづらいのでどうせこの先コルから急登ならここから上がろうと道から斜面に取り付き直登する。しばらくで頂上尾根の北端に着く、下からの踏跡に出る、尾根を高みに向って進む上方に開けた所が見えて着いたなと感じた。天気は朝から全く変わらず曇りで風もなく温度も低く山歩きには最高の状態であった。この天気ならもう少し時間の掛かる所でも良かったかなと思った。なんとなくあっけなかった。ある意味で雪のある時に安戸山に来て良かったと思った。しかし花の時期にも再訪したい。

山名板が立札の立派なものが有った、持参した山名板を持ち帰るのもなんだから同じ所に付けた。あるのが判っていれば作って来なかったがその辺の情報が無いのでしかたないなーと思った。山頂からは尾根に沿った方向に弥太郎山の鉄塔が見える。木々の間から鴫内山、小佐飛山方面が雪を被って聳えていた。那須の黒尾谷岳の上に茶臼岳の白煙が見える。南東尾根の方向は木々に阻まれていて視界はない。

頂上でパンを食べほっとレモンを1本飲む。下山の準備をする下りはアイゼンを着け一気に下る準備だ。ルートは頂上から林道広場に向っている北側の尾根?を下る。登りもここからにすれば良かったなと思った。広場に着いてもなんの変化も無いさっきの足跡がある。今日は安戸山は貸切である大切に楽しんで歩こう、今日は同じ道のピストンで無く帰りは違う所を歩ける。広場から林道を10分程歩くと道の右側にマークを見る。よく探ると微かに少し雪に隠れた道が見えた。ここに入る。その後は植林地の中を淡々と道を下る(地図上の道)、崩落した所に雪が被り解かり辛かったが問題なかった。

途中34号への巡視路のプレートで上を見ると送電線が幾重にも通って、朝登った鉄塔34号が聳えていた。そこからしばらく下ると遅野沢との分岐があり分かれて沢への方に進む。尾根を下ると眼下に蛇尾川線2号の先の伐採地が明るく見えた。尾根を下ると作業道がありそこを進むと朝の作業道の交差点に出た。ここから朝付けた雪の上の足跡を踏みながら車に戻った。雪は15cmから平均30cnで尾根の吹き溜まりでは1mを越える所もあった。今年は降雪が少ないのでこの時期としては歩き安かったのだろうか。

山頂から弥太郎山

カモシカのかじった跡?

下山途中で巡視路入口
 

【NO.233 藤荷田山】
330m 那須野ヶ原公園の側の赤田調整池の東側の山

社の隣には施設の建物

北側から見た藤荷田山
ここは一番ガードの固い山で簡単には近づけない、那須野ヶ原公園から赤田調整池を越えてもだめ。
公園入り口から東向かえば良いのだがゲートに阻まれる。オートキャンプ場で聞いたがダメだった。高速に沿って歩いて柵の切れ目から頂上に上り社の向かう。農林省(今は独立行政法人化している)の草地試験場の観察施設のような建物があり鉄条網に囲まれている。門が開いていて声を掛けたが土曜日であるからか人のいる様子が無いので社の写真を写して頂上を後にした。ここからは西那須野IC方面が良く見えたが、後は木々に邪魔されて那須方面の視界は無かった。北側の草地から藤荷田山を見たが、藤荷田山と同じような丘?山?がこの周辺には沢山あった。高速道路の塩那8のガードをくぐり高速道路に沿ってインターへ向かう途中にも小高い丘が有った。

  登頂リスト 2004年へ   トップページへ