南平山 なんだいらやま 1007.4m NO.238 月山 がっさん 1287.2m NO.237 |
山部薮人 04.02.01記 | |
【山行日】 2004年 1月31日(土) | |
【地 図】 1/2.5万図 「川治」 地図(南平山) 地図(月山) | |
【所在地】 藤原町、今市市 | |
【天 候】 晴、朝風花舞う 強風 温度低い(栃木県乾燥注意報) | |
【同行者】 なな | 登頂リスト 2004年へ トップページ |
【コースタイム】 |
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自宅発(5:45)==鹿沼コンビニ(仮眠)・鹿沼IC(6:10-6:40)==今市IC(7:05)==鬼怒川コンビニ(7:20-42)==第二川治トンネル(8:05)==日陰牧場==栗山ダム下@出発(8:30-50)−−バーベキュー広場(9:05)−−五葉松・大岩(9:45)−−境界尾根・鞍部(10:05)−−@月山山頂 1287.2m(10:15-33)−−五葉松・大岩(11:15)−−バーベキュー広場(11:30)−−栗山ダム下・@帰着(11:45-12:00)==第二川治トンネル上側・巡視路川治線26号A出発(12:30-45)−−送電鉄塔川治線26号(12:50)−−1500m/1600m分岐(13:14)−−東屋(13:33-38)−−A南平山山頂 1007.4m(13:57-14:17)−−東屋(14:29)−−送電鉄塔川治線26号(14:53)−−第二川治トンネル上側・巡視路川治線26号A帰着(14:56-15:05)==鬼怒川スーパー(15:25-40)==川霧の湯(15:55-16:50)==鹿沼IC(17:18)==壬生(17:40)==自宅(17:55) 今日の歩行時間 @月山 約 2時間55分 A南平山 約2時間11分 一日合計 約5時間6分 |
【月山と南平山】 |
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前週の大日向山と今回で栗山ダム周りの山をクリアした。 夫婦山と月山は花の時期にと残しておいたが雪と高原山の爆裂火口の良く見える月山で写真を撮りに来た。 帰りがけに南平山にも回ってみた。 入浴した事の無い「川霧の湯」に寄って帰った。 | |
![]() 月山 |
![]() 南平山 |
【NO.237 月山】 1287.2m 尾根を歩いて頂上に、ルートも簡単見晴らしの良い尾根と頂上、花の時再訪したい。 |
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![]() 疾走する「なな」 |
![]() コガラ(野鳥)を見る |
![]() 登山道入り口 |
雪山は寒くてかわいそうと愛犬「なな」を最近連れて来なかった。朝5時半の出発だが喜んで車に乗り込んだ。少し寝不足で途中の鹿沼IC近くのコンビニで仮眠する。鬼怒川のコンビニでパンと飲み物を買って早朝の道を月山に向かった。栗山の日陰地区からの除雪された道を走る。平地での雨が今辺では雪になり一面真っ白だしかし前週と雪の量は変わらない。いよいよ日陰牧場のゲートを過ぎると周りの山々が雪で凛々しく目に入ってくる。今日の天気は晴れだが日光の山には雪雲が掛かっている。風が音を立てて雪原の雪を舞い上げる、こんな時は天候は急速に変化する。今日は天気は予報通りよくなりそうである。 車は夫婦山登山口を過ぎ夫婦トンネルの中に入る、途中水が一面凍って厚い氷になっている、慎重に通過する。トンネルを出るとロック式の重力ダムの栗山ダムの壁の下に着く。薄っすらとダムの壁に雪が付き真っ白の世界だ普段は南面で大抵雪は消えている。「なな」は車から出るとうれしくて雪の上に足跡を沢山付け回っている。今日は輪カンとアイゼンをザックにくくり付けて管理道を歩く途中でダムサイトと分かれてバーベキュー広場への道へ行く。先日の大日向山の時ダムサイト先の土捨て場から稜線に上り、今市と藤原町の境界を歩くのも良いなと考えていた。しかし新雪の深雪では「なな」が大変だろうと正式ルートをあるくことにする。 バーベキュー広場への道はあまり除雪をしないので轍の跡を歩く。赤薙山の上の雲がだんだん薄くなってくる。夫婦山がどーんとダム湖の上にある。稜線を白くして頂上の笹原が白く朝日で輝いている。バーベキュー広場に着く広場の先の月山の山体にトンネルが掘られている。扉が厳重に強固にとじられている。栗山ダムから今市ダムへの導水管があるようだ。途中に道端に「○○鉄管搬入路用地」と書いた杭があった。広場には除雪の雪だまりが盛り上がっているほかはすすきが雪原で風に揺れている。 |
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![]() 尾根は広く明瞭だ |
![]() 栗山ダム |
![]() 頂上の尾根のセッピ |
道端に薄くなった字で「月山登山口」の案内板がある。側溝に蓋ががないので片足がズブーと入ってしまった。案内板からまともなルートを取ることにする。尾根への取り付きに太いロープが雪面から見えるが凍ってつかめない。10メートル位上がると尾根はたっぷりの雪である。輪カン無しではピッチが遅くなるので直ぐに輪カンジキを付ける。さらさらの雪で30センチはむぐるが歩き易い。「なな」は先行して行くが中々間が開かない。犬用の輪カンが無いので足がむぐり腹が付いてしまう尾根を避けて急な南面に迂回しながら歩く。尾根上はセッピは無いが深雪である。 尾根の途中の五葉松の大木が有る手前の急登では立木がなければ進むのが大変だった。単調な尾根だが景色が飽きさせない。木々の間から雪山がだんだん沢山見えてくる。栗山の奥に白く輝く尾根が見えてくる。ダム湖も全容が見える。境界の尾根と合流しての鞍部から急登すると、いよいよ今日の目当ての高原山の爆裂火口の正面が見えてくる。三依方面、那須方面は雪雲で見えない。頂上に続く尾根は東側に何ヶ所か開けた所があり、高原山の展望台のようだ。尾根の上にはセッピが張り出しているので注意が必要である。頂上尾根は岩が東側だけ垂直に切り立っている。その分木々が無いので見通しが良い。 |
![]() 赤薙山(日光)はまだ雪雲がある |
![]() 前黒山・鶏頂山、釈迦ヶ岳、中岳、西平岳 |
風が下の方で音を立てているが頂上では音ほどでない。頂上は周りの木が仮払われて尾根より見通しは良い。日光の山の雪雲がだいぶ薄くなってきた。高原山の爆裂火口は思ったとおり月山から真直ぐの角度だ。大日向山から見て初めて高原山の爆裂火口の事を意識した。Yoshiさんから爆裂火口を聞き地図を見るとこの月山に早く登って見てみたいと思うようになった。天気が心配だったが高原山には雲もなく日が差している。高原山の各峰の写真を撮れたこれで高原山をぐるっと全方向が揃った。あと狸原山と明神岳が残るが高原山の周りはほぼ終わった。 頂上の南下に今市ダム湖がきらきらと輝いている。その先に栃木の山々が黒々とシュリエットを見せている。この月山は展望の利く歩き易い良い山だ。だんだん日光の雲が消えていく、風花が少なくなってきた。山頂で三角点の標石を探したが雪が深くて見つからなかった。ピッケルを持ってこなかったので探せなかった。頂上を後にしながら次の南平山を見ると送電線(下郷線)向こうにどっしりと構えている。 尾根の下りは登りの3倍の早さだ、途中大岩と五葉松の急斜で油断して3メートル滑り落ちた。夏の道は深雪で歩けないので手掛りのある急斜になってしまう。「なな」もそんな時は遠回りをして巻きながら下りてくる。朝よりも気温が上がり途中から上着を脱ぎ長短のTシャツのみで歩いた(いつもながら)。バーベキュー広場に着いた頃には日光の山も完全に姿を見せている。今日の一山歩き終わり道にも日が当たり雪が眩しい。 |
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![]() 夫婦山 |
![]() 大笹山 |
![]() 馬老山 |
![]() 大日向山 |
![]() 高原山 |
![]() 日光の山並み |
【NO.238 南平山】 1007.4m 埋蔵金伝説の看板を見に静かな雪のあるうちに行って見た。 |
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![]() 巡視路入口 |
![]() 川治線26号 |
![]() 東屋 |
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川治第二トンネルの栗山側の出口の山側に巡視路のポールがある。その上の尾根に鉄塔があるのがこの道を通っているので以前から知っていた。現在IT関連工事とかで各発電所と管理事務所間に光ケーブルの敷設工事をしている。トンネル内部の配管工事で片側交互通行であり、ちょうど巡視路入口がそのところである。ガードマンさんに車を停める旨話して準備する。巡視路は北面で雪があるが他を考えれば問題ない。ここはアイゼンをつけて一気に上がる「なな」とは10メートルのロープで結び鉄塔に着く。 所々に案内のプレートがあり山頂までの距離が書いてある。雪で道は必ずしも夏の道でないプレートをいくつか飛ばしている。1500mと1600mの分岐は1500mに向かう程なく東屋に着く。ここで小休止をして雪の道を歩く上を見上げると青空が木々の間から見え頂上の近いのが解かる。道から頂上の尾根に上がると目の前に頂上プレート(藤原町設置)が待ち構えていた。その横に目的の黄金伝説のプレートがあった。徳川の埋蔵金とここがどうして関係あるのかと思っていたら源平の頃の埋蔵金とかで探す気持ちも失せてしまった。 ここは高原山に近いので大きく見えるが、木々に阻まれて木越しのながめになる。爆裂火口も大日向山より北側で鶏頂山だけが全面になり、火口は横からになる、また月山より低いので高原山は諦めた。他の眺めを求めて尾根を歩く月山も大日向山も木々の間からになる。しばらく頂上にいたが尾根の探検も終わり雪の道を戻る。雪はどこでも歩ける道にしてくれるが、「なな」が道を歩きたいようなので道を歩いてくだる。「なな」も今日は疲れたようだ、夏と違い温度が低いが本当に疲れたようだ。 車にはあまり時間が掛からなくて戻った。腹が減ってエネルギー切れのようなので鬼怒川のスパー(リオンドール)でフライドチキンでパワーをつけて貰ったら助士席で目を閉じていた。時間も早いのでいつも横を通っている「川霧の湯」によってみる。料金は700円で他と同じだが単純泉のぬるめで物足りなかったがさっぱりはした。久しぶりの「なな」との山歩き山部は楽勝だったが「なな」は疲れたようだ。 |
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登り | 12:45 | 12:50 | 12:54 | 12:58 | 13:05 | 13:10 | 13:14 | 13:18 | 13:23 | 13:28 | 13:33/38 | 13:48 | 13:51 | 13:57 |
ポイント | 車・発着 | 26柱 | 2.4K | 2.2K | 2.0K | 1.8K | 分岐 | 1.4K | 1.2K | 1.0K | 東屋着/発 | 0.4K | 0.2K | 頂上着/発 |
下り | 14:56 | 14:53 | 14:49 | 14:46 | 14:42 | 14:39 | - | 14:35 | - | - | 14:29 | 14:24 | 14:21 | 14:17 |