送電鉄塔116号柱までは、林道終点から巡視路を歩くルートもあります。
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【送電鉄塔116号柱から1240P】 9:50(送電鉄塔116号柱) 〜 10:35(1240P峰先のコル) |
芹沢上坪の薬師堂の前の芹沢川の持丸橋を渡る。ここは林道持丸線でしばらく持丸沢に沿って車を走らせる。途中に滝見橋を渡る、橋からは確かに滝が見えた。途中に砂防ダムがあったそこから右の斜面はいかにも落石が有りそうな道を走ると林道の終点に到着する。
林道終点は沢が分岐する所の横で広場になっている。地図の破線のメインの道は持丸沢を遡上して途中から1312峰下の鞍部へそして横瀬山へ尾根進む事になっている。持丸沢からのルートでは同じ尾根道を往復になるので別尾根の利用とする。町村界尾根上にある鉄塔116号柱へは持丸沢ルートから途中で左の尾根を上がって鉄塔115号柱を経由して上がるようだ。(持丸山から引用)
下郷線の送電鉄塔116号柱の所に立つと南北に太い送電線が馳弾していかにも重そうに何条もある。早朝はガスに煙っていた尾根はすっかり晴れてすがすがしく思える。木々の若葉がそれを演出している。これから高瀬山に向かって尾根を通して薮を掻き分けて進むことになる。時間も余裕有るし鞍部に下りるルートを覗き込む。土留め板を乗り越えて尾根を探しながら下るとビニルテープが点々とあるのが解った。踏跡が鞍部から続いている。 |

116号柱から1240峰 |

ミヤコザサは快適 |
鞍部からははゆっくりとミヤコザサが下草のブナの林を上がって行く。尾根から赤下沢越しに下郷線の送電線が1326P峰の横を走っているのが見える。おおむね高瀬山は送電線と平行して南下するルートになる。広い尾根には東国ミツバツツジが見ごろだ。何度か方向を変えるが1240峰までは高みに向かって登るだけ登れば良いので方向は心配ない。1240峰は背丈を越える笹で覆われているのでどこがピークかわからない。一面の笹原で杭も見当たらないので笹原を下り場所とタイムの確認は鞍部でする。 |
【1240峰から1230峰】 10:35(1240峰) 〜 11:00(1250峰先のコル) 〜 11:20(1230峰) |
1240峰を過ぎて鞍部に下りる。白倉沢の源頭部にあたる鞍部は両側が切れ落ちて崩れそうだが問題はない。次のピークは1250峰ここもピーク付近は笹が深いここで南に方向が変わる笹が深いので慎重に方向を確かめる。斜めの木に上がり方向を確かめてマークをつけて帰りに備えながらの薮漕ぎになる。各鞍部、ピーク間は約30分で歩いている。高瀬山の手前の1230峰の笹の急登を登る。今歩いてきた尾根は町村界尾根だが境界の杭は見当たらなかった。1230峰はミヤコザサでようやく一息付けた。 |

ミヤコザサ |

ヤシオツツジ |
【1230峰からの尾根を歩き高瀬山頂へ】 11:20(1230峰) 〜 11:28-12:00(高瀬山頂) |

三角点・標石 |

高瀬山頂 ・ 後ろは明神ヶ岳方向 |
高瀬山は目と鼻の先にある標高差は余りない、頂上までの尾根の両側にはヤシオツツジが咲いていた。吹き上げる風に花びらが尾根上にも散っていた。1230峰から歩くと小高いミヤコザサのピークは日差しが差し込む明るい所であった。三角点の標石が中央にあり高瀬山の山頂にはそれ以外何もなく自然があるだけだった。山頂からは東に町村界尾根が五十里湖に向かっていく。南には五十里湖の水面が光っているダムの上の1222峰に尾根が延びている。景色は木々の間で良くない。横瀬山がすぐ近くにみえている。山頂にコンビニのパンとホットレモン湯で昼食とする。 |
【高瀬山頂から下山へ】 11:28-12:00(高瀬山頂) 〜 12:18(1250峰先のコル) 〜 12:36(1240P峰) 〜 (1104峰) 〜 13:30(砂防ダム) 〜 1:3:40(林道終点・車) |
遠いと思われた高瀬山は持丸山、白倉山、横瀬山と一緒に深い尾根と沢の奥にあった。このままの自然な山がいつまでも変わらないでほしいと思う。もと来たルートをたどって途中着けながら来た赤布を外しながら戻る。しかし忠実に辿っているはずの笹原では何ヶ所か見失い外せなかった。帰りは行くときに比べて短時間なのは地図を見る時間が少ないからであろうか、あっという間に1240P峰まで戻った。笹の中ではピークが解らないが付いていたビニルテープに誘われてコースを外しているのに気が付く。送電鉄塔116号柱に向かっていると思っていたら1104峰に向かっていました。見えていた鉄塔を一つ間違えてしまった。
現在地を確認して116号柱へ戻らずに白倉山への分岐点でもある1104峰へ向かう。一部赤ビニルテープが見られたので間違ったようだが白倉山経由で高瀬山を歩いた人もいるようだ。獣道が笹原に付いていて尾根を下っている。下っている尾根は持丸沢の滝見橋へ向かっている尾根である。途中には東国ミツバツツジが沢山咲いていました。尾根の途中からから林道の白いガードレールが下方に見えたので途中からそのガードレールに向かって下りました。笹につかまりながら杉の植林を急降下して持丸沢の河原に降りました。沢の水で手と顔を洗うとさっぱりとしました。沢の下に砂防ダムが見えました、沢を渡り上の林道に上がって砂防ダムまで行く。持丸沢第3砂防ダムのプレートがありました。そこから林道を約10分歩いて林道終点の車に復帰しました。 |

帰り道の印象は木々の緑が残った |

ブナの枯れ木にきのこがびっしり付く |
帰り支度をしながら考えるには、持丸山は理想的なルートをたどったと自画自賛である。しかし高瀬山の下りはルートミスがあって少し反省する。深い山中でもパニックにならずに現在位置を再度確認して行動した。コースミスの原因は地図の確認をおろそかにすると起こる。もと来た道を覚えているようでも違う踏跡(獣道)に誘い込まれる。高速で下る場合少なくとも15分に一度の確認(現在位置)をしないと、コースアウトしたら戻るのに相当の時間が掛かってしまう。
今日は時間が早いので、横川の向山の偵察に向かう。帰りに男鹿の湯と蕎麦は食べられそうな時間である。林道から下坪に出て中三依に向かって走っていたら雨が降り出した。それからズート雨は降り続いた。帰りは渋滞を避けて高速道は止めて、川治・鬼怒川と走り家路についた。 |

尾根から持丸沢に降り渡る |
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