今年もいよいよ100`ウォーク24がやって来た。 今回で3度目の挑戦である。
地元桐生市の皆さんのほか全国各地から107名の参加者とスタッフの方々が
JR桐生駅北口に午後2時を過ぎると集まってにぎやかになってきました。 .
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第29回の歴史を持つ伝統の名が似合う大会である。
主催者の桐生走ろう会(百`ウォーク実行委員会)会長の挨拶、競技 .
説明、警察官からの激励などのあと写真撮影そしてスタートしました。
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スタート前の注意を聞く |

警察官から注意、私は100`、、、。 |

笑顔がこぼれる参加者 |

全員がんばろう 16:58 |
駅に降り立ち改札口を出ると懐かしい顔、今回初めてお会いする顔みんな微笑んでいる。 記念の写真の撮影をされている。 この大会は各地で行われている市民マラソンと違う、ウルトラマラソンとも違う、雰囲気が漂う。 制限時間が24時間の長丁場の耐久競技であるしかし競争ではない。
桐生駅を午後5時100`24時間レースのスタートが切られました。 歩くスピードを平均時速5メートルで歩くと2時間の休憩タイムを合わせると24時間である。 スタート直後は元気が良いので歩くスピードは計測してみると6〜7Km/hである、このままのスピードで大丈夫?とにかく歩き始めました。 |

スタート直後 17:00 |

ガード下で信号を待つ 17:17 |
桐生市街地を私鉄の高架橋の下で左折で、いよいよ北に栃木県の足尾町へ向かう。 幾分登り勾配である少し進むと、山を巻くように歩道を進む渡良瀬川は眼下に見える。 これから向かう上流の方角は気の遠くなるような遠くに見える。 市街地からどんどん離れて行く、帰りの関門の「ながめ公園」下の赤い橋に着く。 大間々駅を横に見ながら坂をあがって国道122号線に出る。 夕方の国道は通行量が多いしかし車道との区別があるので問題はない。 途中でおばさんからがんばっての声、子供が訳もわからずになぜか手を振ってくれる。 いずれにしろうれしいものです。 大間々警察署前を通過して福岡橋を渡る、第27大会の時は左折して国道を歩いた。 国道はカーブの連続で歩道なし、その時は側を車が直ぐそばを過ぎて行く。 橋を渡ると田園風景に変わり、もくもくと歩く貴船橋近くになるとヘッドランプを点灯する。 |

渡良瀬川沿い 17:23 |

暗くなってきた水沼駅 20:01 |
水沼駅に着く頃は真暗になって到着だ。 駅にはすでに多くの人が到着しているでも今年は焦りは無い淡々と歩いてきた。 今まで色々あって100`歩けなかったので、今年は完歩しないとかっこがつかないのである。 今回はGPSで各種データを収集しようと持参した。 それには刻々の種々のデータが表示される、歩きながら歩行時速を見る事ができる。 それによりここまで平均5.4Km/hのスピードで歩いて来た。 水沼駅まですでに、7名のリタイヤの申告とか?。 水沼駅で夕食を食べてトイレにも行き次のステージへと水沼駅を出発する。 ここを出発すると足尾の通洞駅まで途中では桐生に帰る手段は翌朝までない。 水沼駅で体調と残り84`を考えねばならない。 各自ヘットライトと点滅ライトや反射テープを着けて第2ステージ10`区間へ入る。 |

チェックシート 20:35 |

到着チェック・東葉電機前 22:20 |

団子を味わう・至福の表情 22:41 |

足尾へ進む 23:22 |
深夜の国道を歩き花輪地区へは旧道を歩く昔の銅(あかがね)街道である、小中の急な登りを過ぎて下ると東葉電機さん構内のチェックポイントに到着する。 今日は体調は万全しかし自重してスピードを抑えて歩いている。 すでに5,6名程の方が到着ブルーシートでくつろいでいた。 スタッフのご用意していただいた、湯茶、冷たい麦茶、あめ、きゅうりなどが用意されている量も十分にある。 最終到着者を待っていると『団子の差し入れです。』、みたらしと餡の団子が沢山持って来た、エネルギーの補給をさせていただきました。 予定の時間になると栃木県足尾町の通洞駅へ向けて出発する。 |

足尾へ進む |

深夜の辻にはスタッフが立つ AM3:14 |
東葉電機さんのチェックポイントをスタートすると草木ダム、新装成った富広美術館前を通り湖に沿って歩く。 国道122号線を北上して沢入地内(そうり)へ向かう。 宿集落の袈裟丸山登山口の案内板を過ぎ沢入駅入口付近に、この辺は暗く道もカーブしながら登って行く。 参加者はすでにバラけて長い列となっ来ている。 時折乗用車がスピードを上げて通過して行くので点滅ライトをつけてだ。 この辺りは山歩きでよく通るので夜間でも地理と様子は解る。 昼間ならこの辺を送電線が黒石坂方面から尾根を越えて、袈裟丸山から赤城山へ向かっているのが見えるはずである。 栃木県境へと進む、沢入の春場見集落先のねり沢の橋を越えるとトンネルへ入る。 沢入トンネルの手前には給水ポイントがある、紙コップの水を飲み直ぐに歩き出す。 前後に人はいないさびしいが先を急ぐ長いトンネルを抜ける。 沢入トンネルの出口が栃木県境である。 道は大きくカーブする先のカーブの途中にヘットランプの光が300mほど先に見える。 その先にも見えるそこが先頭なのだろうか。 スタッフの車が横を通過する先の人の横でスタッフ車が徐行している、その先のグループの所でもスタッフ車は止まっている。 スタッフ車はしばらくしてからその先に走って行った。
先行者に足尾トンネルの入口で合流する。 スタッフに早すぎるので待ってほしいとの指示があったらしい。 この先にも5,6名のグループがいるらしい。 待つこと10分後続の先頭マーカー(スタッフ)が追いついてきた。 合流後出発する結局足尾トンネルを過ぎるとまた長い列になっていた。 前を歩く2人に追いつき一緒に歩く原向駅入口、庚申山入口を過ぎる。 話をしながら歩くと第27回大会の時一緒に歩いた群馬の方であった。 普段は山歩きをする方で今日は知り合いの方を励ましながら歩いている。 足尾街が見える、街の灯が明るく見える通洞駅はもうすぐそこだ。 駅入口の細い路地に入ると駅舎が見えてきた。 通洞駅のチェックポイントに午前2時5分に到着した。 前回のギックリ腰の時とは違いゆとりを持って駅舎に入る。 すでに到着した10人位はベンチを占領している。 腰の荷を置いて一息ついた。 |

折り返し点から帰ってきた |

通洞駅にて、残念 AM6:14 |

通洞駅・スタート前のミーティンク AM6:22 |

疲れた顔に朝日差す |
通洞駅では先頭グループで到着した人達は疲れているように見えた。 ここまで自重してペースを抑えた、絶えず完歩が頭をよぎる。 5分位すると後続のグループが到着し通洞駅ポイントに入ってきた。 到着者を待ってコースの最高点牛蒡沢の折り返し点の次ステージへ向かってまた出発だ。 Mさんと一緒に出発する渓谷鉄道に沿って北上する、道端には遅い藤の花が咲いていた。 お寺の前を過ぎ少し行くと足尾駅前を通過する。 道は川を渡る、渡良瀬川、松木川どちらなのだろうか?、何処までが渡良瀬川なのかななんて考えながら歩く。 山歩きの際地図をよく見るが足尾のこの辺が渡良瀬集落である。 渡良瀬川と神子内川(ミコウチ)との合流地点でもある。 渡良瀬集落の坂を登ると国道に出る間藤、愛宕下への大きな交差点である。 スタッフの誘導合図で道を渡る、国道は何度か曲がり都度、神子内川の橋を渡る。 どんど゛ん国道は上り坂になっていく上がる通洞駅から8`地点が折り返し点である。 先頭の10名程が戻って来たすれ違う、まだ1.5`だとても早いなと思いながら歩く。 先を見ると前方を歩く人が折り返しているのが見える。 折り返し点が早すぎるなと思いつつも達成感がわくものだ。
足尾町と日光市の間にある細尾峠、高校生の頃バイクで通ったのは旧道である。 今は立派な日足トンネルがある、折り返し点は峠の手前牛蒡沢(ごぼうさわ)地点3`となっている。 持参したGPSにて測定すると36゜40'58.3"
139゜29'27.4"である。 折り返し手前で離れていたMさんに追いつき、しばらく話をしながら歩く。 その後少し走っり下った、また話をしながらしばらくMさんと歩く。 東の地蔵岳、禅項行者道の尾根が明るくなってきた。 前を歩くサイクルウェアーの方と話しながら通洞駅に戻った。 駅でうどんをいただき、仲間と談笑し英気を養いながら桐生への準備をする。 (通洞駅〜折り返し間は荷物は駅にデホ゜して、空身で歩きます。)
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沢入トンネル AM 7:17 |

沢入へ向かう AM7:33 |
足尾の通洞駅を朝6:25スタートする。 足尾の街を後に銀山平入口(庚申山口)、原向駅入口、足尾トンネルと進むと睡魔が出てくる。 会話もなく淡々と歩く眠気が足元をふらふらとさせる。 前の人を追うことで気をめぐらすと眠気が収まる。 沢入トンネルを抜けて群馬県に入りまず目指すは沢入駅入口である。 渡良瀬渓谷に沿って大きく国道はカーブする。 渓谷の対岸に時折「わたらせ渓谷鉄道」のレトロの一両のディーゼル車が走っていた。 今回はあれに乗らなかった、しかし前回乗って帰ったでも楽しかった。 遥か先の尾根の上に紅白に塗られた送電鉄塔が見える。 あれが見えれば沢入駅入口は近いはず。 送電線をくぐると次は富広美術館、隣は草木ドライブインである。 朝の日差しはだんだんと高くなってギラギラと輝き温度は上がってきた。 全体に下りで歩き易いがとにかく暑い。 美術館が見え草木ドライブインにすべり込んだ。 美味そうにソフトクリームを食べている人がいる。 スタッフの用意してくれた、冷えたきゅうりを食べた。 朝食はここのコンビ二で購入したおにぎりを食べる。 2,3人の方がビールを飲んでいた、さすがに疲れた表情である。 |

草木ドライブインで休む 9:40 |

草木ドライブインをスタート 9:47 |
ダム湖を見下ろす草木ドライブインを9時半過ぎスタートする。 草木湖の真ん中の噴水を見ながらダムサイトに向かった。 Mさんがやる気満々先頭から飛び出した、どうして先に行くのだろうどんどん離れて見えなくなった。 程なくダムサイトに着く展望台の所は日曜日なのでバイクや乗用車ドライブの人達でにぎわっていた。 草木湖に別れを告げて進む花輪地区に入り旧道へと下る。 おばあさんが手押し車を押して坂を登ってくる。 多勢におばあさんは恥ずかしそうに下を向いていた。 昔の面影の残る花輪宿、「銅街道」の標識がある。 旅籠だろうか昔のたたずまいである。
花輪地区に入るとなぜかピッチが早くなる。 スタッフのペースも6.0Km/hを越えるようになる。 それを追い抜いていく方のグループがある。 花輪地区を出る所でトップのスタッフが突然走り出した、見る見る先に消えていった。 マーカーのいない先頭のグループは空中分解した、Kさんと二人で先を急ぐ途中何人かをかわして旧道から国道122号にでる。 前に下館の女性、どんどん近づく、話すると娘さんが心配で来ているとか。 でもその心配はいらないようである、初参加で距離を伸ばしている。 先に進むみ水沼地区に入ると反対側の歩道上をこちらに向かってMさんが歩いてくる。 早く着いて心配して迎えに来てくれたと思って声を掛けると酒屋に向かっているとの事だった。 水沼駅のチェックポイントに着くと先着者は床にどっしりと座り込んでいるのを見る。 |

草木ダムサイトへ 9:54 |

飛び出す人がいる 10:08 |

花輪地内 11:20 |

水沼に近づく 11:40 |
水沼駅で体制を建て直し最後の16`に望む。 最終ステージまでは走っても良いそうで走る準備のランニングの用意をする。荷物をスタッフに預けて空身で向かうことになる。 重かった一眼レフカメラもGPSも全て預ける。 |

水沼でくつろぐ 12:08 |

水沼でくつろぐ 12:08 |
スタートでは例によってMさんが走って飛び出した。 続いて5,6人が走っていった。 国道に出てから恐々走っみる。 ここまで順調にきたのでここで走って足が攣ったでは仕方がない。 ゆっくりとジョギングのスピードで坂を登り始める。 結構走れるものである使う筋肉が違うかと思った。 先行する2人をかわして前に出ると500m位先にMさんの姿が見えた。 あの感じなら直ぐに追いつくだろう、Mさんは歩く事には長けていて、山歩きでは帰りになって林道に下りると追いつけない。 人が変わったようにいつも見ているので驚かない。 貴船橋に降りる坂手前で追いついた。 あの橋まで来れば1/3をクリアー次の目標は大間々警察署手前の福岡橋である。
坂を下るとスタッフからビールを頂く、吹っ切れたここからは楽しく行こうという事になりあるくことにする。 Mさんあの尾根の先端が大間々警察署などと話しながらゆっくりと歩く、太田のAさんが福岡橋手前でかわして行った。 ここの次は大間々駅近くのながめ公園下の赤い橋である。 町の中を汗を流しながら歩く後ろも前もこのグループ以外にいないようだ。 信号で何度か待ったがすんなりと関門の橋を通過する。 ここまで水沼から1時間半を切っている。 ここを通過すればゴールしたも同然である。 |

桐生にゴール 15:33 |

つぎつぎゴール 15:37 |
先の山の張り出した緑の所の裾を道が巻いている、横を渡良瀬川が流れている。 そこから30分であろう、急がなくていいよ言い聞かせながら歩く。 渡良瀬川と別れて教会の坂を下りガードをくぐると歩道のある道になる。 途中の自販機でエネルギーに缶コーヒーを一飲みする。 元気が出てきた、駅手前を曲がるとゴールの元町集会所にスタッフの誘導で向かった。 「100Kウォーク24 完歩おめでとう」の幕の張られたチェックポイントに入った。 心に残る100`ウォーク、桐生の方々に感謝である。 知ら無かった桐生市をこの大会に参加させていただき一部分でも知る事ができました。 ありがとう桐生。 一緒に歩かれた参加者の皆さんの今後のご活躍、ご健康を祈念します。 |