塩原第二御料地 宮 界標


界標 界七五 (塩原第二御料地)  08.11.29 



「宮 界標・固着岩石」・仙人橋医師会病院

 ×(固着岩石 C ・ 界七〇)  塩原村大字下塩原字前山1256番地及び字塩釜1332番地

写真撮影日 08.11.29
 番地は明治24年当時であり、大正5年に合併された。

                             仙人橋下)
 緯 度   36° 57′ 35.2″
 経 度 139° 45′ 56.9″
 材質 自然石 
 刻字 上面:×(小)、一辺が190mmの×印
 寸法形状 145-145の□

 地形図 : 前山、塩釜、仙人橋周辺は、こちら>>
 現況 仙人橋下の岩に×の刻字、横に大岩あり
     赤ペンキで山と書いてある。

     この点名(固着岩石 C)を「界七〇」と表示したのは、
     直近の「界七一」が見上げる大岩の上にあるからである。      


 
 
 界七一  塩原村大字下塩原字前山 (仙人橋上の岩場)

写真撮影日 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 35.3″
 経 度 139° 49′ 57.8″
 材質 白御影石(黒雲母花崗岩) 
 刻字 表面:宮  対面:界七一 上面:×(小)
     側面に刻字なし
 寸法、形状 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
         上面角隅切りあり

 現況 仙人橋の大岩上部の岩場にある。 花崗岩であるので
     後で取り換えたか、木標を標石に替えたかであろうか。


 
 点 名  所 在 地
 界七三   塩原村大字下塩原字前山 (前山急斜面・中間部)

写真撮影日 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 36.0″
 経 度 139° 49′ 58.7″
 材質 芦野石(石英安山岩質溶結凝灰岩) 
 刻字 表面:宮 対面:界七三 上面:×(小)
 寸法、形状 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
         上面角隅切りあり

 地形図 前山、塩釜、仙人橋周辺は、こちら>
 現況   仙人橋の所に通じる急斜面にたっている。
      
 


 
 点 名  所 在 地
 (界七四) 基部のみ   塩原村大字下塩原字前山 (前山急斜面・中間部)

写真撮影日 08.11.29
 
 緯 度    36° 57′ 36.0″
 経 度  139° 50′ 00.3″
 材質 芦野石(石英安山岩質溶結凝灰岩) 
 刻字 なし
 寸法、形状 他の界標の基部と同じである。

 現況 界七五と界七三の間にあるので、「界七四」と思われる、
     探索に岩場を下降していて発見する。 界標の基部と思わ
     れる加工されたものである。この石の場所が境界であると
     境界線が狂ってしまう、毀損後尾根筋に移動したのだろう。
     この辺の境界は谷に設定されている。


 
 点 名  所 在 地
 界七五  塩原村大字下塩原字前山 (前山急斜面・屈折部)

写真撮影日 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 36.7″
 経 度 139° 50′ 01.0″
 材質 芦野石(石英安山岩質溶結凝灰岩) 
 刻字 表面:宮 対面:界一六 上面:×(大)
     側面に刻字なし
 寸法、形状 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
         上面角隅切りあり

 地形図 前山、塩釜、仙人橋周辺は、こちら>

 現況 仙人橋の最上部の界標である。 ここから前山の急斜面
     を横に「界七八」まで境界線北進する。

     塩原第二御料地の界標は芦野石が多い、一部に花崗岩
     もあるが是は最初の設置ではなく、林野局時代に取り替
     えたものと思われる。 他地域でも木標から石標への変
     更などの時は芦野石から花崗岩へ変えたようです。

 写真撮影日 08.11.29


 
 点 名  所 在 地
 界七六   塩原村大字下塩原字前山 (前山急斜面・中間部)

写真撮影日 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 37.7″
 経 度 139° 50′ 00.5″
 材質 芦野石(石英安山岩質溶結凝灰岩) 
 刻字 表面:宮 対面:界七六 上面:×(大)
     側面に刻字なし
 寸法、形状 一辺が120mm、 上面角隅切りあり

 現況  下部の固着岩石の界標から更に約10m上部の自然石
      に、×の刻字のある固着岩石の界標である。 赤ペンキ
      あり少さいマークだが確認出来る。丸い岩に刻まれる。


 
 点 名  所 在 地
 界七八   塩原村大字下塩原字前山 (前山急斜面・屈折部)

写真撮影日 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 42.4″
 経 度 139° 50′ 02.3″
 材質 芦野石(石英安山岩質溶結凝灰岩) 
 刻字 表面:宮 対面:□□八 上面:破損
     側面に刻字なし
 寸法、形状 界標の上部が破損している。

 現況  界標の大半が破損している。 宮の○の下方と界八の
      八の一部の見て取れる。 この界標は前山の急な斜面に
      ありここから下降して次の「界七九」へつながっている。


 
 点 名  所 在 地
 界七九  塩原村大字下塩原字前山 (前山八方ヶ原歩道と斜面の屈折部)

写真撮影日 08.07.05 / 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 42.9″
 経 度 139° 49′ 59.4″
 材質 芦野石(石英安山岩質溶結凝灰岩) 
 刻字 表面:宮  対面:界七九  上面:×(大)
     側面:□前山 字塩釜
 寸法
 形状 上部の一部が破損している。 上面角隅切りあり。

 地形図 前山、塩釜、界標「界七九」周辺は、こちら>

 現況 :この界標のみ字名が刻字されている。第二御料地の地番
      は塩原村大字下塩原字前山と字塩釜の二つであった。
      この界標がその境界となっていたようだ。 残念なことに
      一部毀損しているのが残念です。

     次の「界八〇」へはここで屈折して、前山八方ヶ原歩道を
     真っ直ぐに医師会病院方向へ向う。
 


 
 点 名  所 在 地
 界八〇  塩原村大字下塩原字前山 (医師会病院手前の屈折部)

写真撮影日 08.07.05 / 08.11.29
 
 緯 度   36° 57′ 47.2″
 経 度 139° 49′ 59.3″
 材質 白御影石(黒雲母花崗岩)
 刻字 表面:宮 対面:界八〇 上面:×(小)
     側面に刻字なし
 寸法、形状 一辺が130mm  上面角隅切りなし

 現況  「界八〇」の先は医師会病院となっている。ここから現在
      は、林野庁の「山」境界石が山側に屈折して埋標されて
      いるが、当初は真っ直ぐに鹿股川に向って北進していた。
     

 


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