平成16年の宵のぶっつけ
- H16.10.10 - 1



鹿沼ぶっつけ秋祭りも日暮れを迎えると、屋台にちょうちんが取り付けられ、灯が入りると幻想的な雰囲気になります。 彫刻の一つ一つの掘り込みに光と影の美しさがいっそう際立ちます。 ちょうちんの灯が「ぶっつけ」を盛り上げ、遅くまで街角にお囃子の勇壮な音色が夜遅くまで響き渡ります。



町内の辻では「ぶっつけ」が

町内の辻では屋台が向かい合ってのお囃子の競演が「ぶっつけ」なのです。 屋台がぶつかり合うのではありません。 お囃子や掛け声をかける若衆のボルテージも次第に上がり凄い迫力になり「ぶっつけ」も最高潮、拳を突き上げはやし立てるとお囃子もおのずから力が入ります。 「ぶっつけ祭り」は、鹿沼の町人の心意気で、いつまでも秋の宵にお囃子が響き渡っていました。

ぶっつけ ぶっつけ


「ぶっつけ」には二つの意味があります。付け祭りを出す、すなわち、屋台を繰り出す町内が事前に神社に奉告する時、太鼓を打ち鳴らして仮屋台で社殿に繰り込んだこと、すなわち「太鼓打ち付け」から出てきた言葉だといわれています。
 もう一つの「ぶっつけ」は、2台以上の屋台が道路上で向き合いお囃子の競演を行うことをいいます。事前に連絡をとり、申し合わせの上行われますが、お祭りの最高の見どころです。


鹿沼ぶっつけ秋祭りの表紙へ戻る