雪おろしボランテア NO.2



2日目・1月15日に伺ったのは、
旭原福祉工場・湯沢町土樽
前日に続いて湯沢町ボランティアセンターの集合受付時間9時30分である。事前に近くのコンビニで昼食の弁当とお茶を購入受付に伺った。すでにボランテアの方が2階で待っていた。2台の車に分乗して新潟から来られたとの事である。高速の一本道でも片道150kmである、昨日に続き新潟の人のボランティアへの意欲が伺われます。

今日のメンバーはJFE-スチール社新潟支社の方と東電の方と山部です。センターの局長さんは正月から休み無しでがんばっているとか。ボランテア勢も負けてはいられないがんばるぞ。作業地は旭原福祉工場で大源太山を正面に見る大源太川と足拍子川の挟まれたなだらかな旭原の台地にある。中谷工場長さんにお聞きすると下の大源太川から雪が吹き上げて来て吹き溜まりになるそうです。大雪は毎年で想定内だそうですが、この冬は12月に連日降り続き雪おろしが出来ずに施設の屋根に積もってしまったとか。屋根の上には2〜3mの雪が積もっている、工場長さんから作業の指示をいただき梯子で屋根に上がる。

工場の外周を幅2m高さ3mの雪おろしとの事である。工場の屋根は6,7mの高さで転落だけはNGである。スノーダンプとスコップで大きな塊を崩して下に落としていく、下では工場長がパワーシャベルでまとめて片付けていただく。JFEの方が黙々と並んでテキパキと進める、屋根の外周は幅2mの回廊が出来ていく。南側が完了すると、東、北側と進む。屋根に旭原福祉工場の島田さんが途中から陣頭指揮していただく、途中から東電の方も加わって玄関上の除雪も進む。地元の東電の方は何回も時間の許す限りボランティアしているようだ。慣れたスノーダンプの扱いはダイナミックである。

快い汗を流してタオルで顔を拭うと、島田さんが『お昼です食事にしてください』と声が掛かった、各自弁当を持って食堂に行くと賄いのおばさんがお昼を用意してくれていた。「すいとん」である何十年ぶりであろう、忘れていた「すいとん」、具沢山でこれだけで大食いの山部も満腹になりました。賄いのおばさんからお替りどうぞと何度も言われましたが無理でした。持参したコンビニ弁当は手を付けませんでした。JFEの方で手作りの大きなおむすびを食べていた人がいましたが、食欲あるなーと関心しました。旭原福祉工場の説明を聞きながら昼時間はあっという間に過ぎました。

旭原福祉工場は南魚沼地区の身障者の施設で実際に生産活動をしているそうです。養鶏、野菜などの栽培、炭焼きだそうです。炭焼きは重労働で『ダイエットになりますよ』との事で減量を気にしている山部としては聞き洩らしませんでした。

旭原福祉工場玄関 ・積雪見えますか

JFE-スチール社の方と福祉工場の島田さん(右)

カンジキ付けて

大盛の「すいとん」
午後からは玄関上の大きな雪の山へ全員で係りました。崩して、運んでの連携プレーでも最初は一向に進まないように思えましたが、やった分だけ着実についには二段目の屋根の角に到達予定の午後3時には概ね雪の排除できました。下から工場長さんから『ご苦労様降りてください』で終了です。道具を片付けて作業完了です。ボランティアセンター局長さんも他の現場を完了させて来てくれました。最後にお茶と土産の地卵をいただきました、感謝感謝でした。帰りに局長さんの計らいで湯沢町自慢の「駒子の湯」で汗を流して快い疲れを残しつつ家路につきました。
湯沢町に二日間伺って本当に良かった、一緒に汗を流した方々とお会いできて充実したものになりました。ありがとう湯沢町。

工場長、島田さん・ボランティアセンター南雲所長・JFEスチール社の方々

大源太山が正面に見える所で作業


2006.1.26.「日刊 産業新聞」に記事が載りました。

「日刊 産業新聞」は、日刊の金属関係の全国専門新聞だ。
(紙面に山部撮影の写真を使っていただきました。)

新潟県災害救援ボランティアのページ  06.01.14の雪おろしのページ  栃木の山283+のページ

山部も新潟県災害ボランティアへも登録しています。