薬師寺村の道路元標

薬師寺村 例規上の位置
河内郡薬師寺村大字薬師寺地内
郡道宇都宮薬師寺線と吉田壬生線の分合点

現在の市町村名     下野市 (2006年まで南河内町)
調査状況 調査年月日  2006.12.24
下野薬師寺のある天平時代からの歴史の村です。 標石の在処は分合点である薬師寺交差点ではありません。 交差点より少し南へ進んだ所にある薬師寺郵便局の隣の家の板塀の前にあります。 保存状態もよく欠けたり目立った傷なども無いようです。 近所の方もこれが何の石か解らなかったようです。 

下野薬師寺は、7世紀末に創建された寺院です。
当時、巷には、租税を免れるべく、勝手に僧侶を名乗る者が後を絶ちませんでした。
そこで朝廷は、正式な資格=戒位を持つもののみを僧と認められるよう、戒位を授けられる僧を唐から呼び寄せました。 それが、かの有名な鑑真です。
そして、僧を認めることが出来る場所=「戒壇」を持つ寺院を、畿内の東大寺、西国の筑紫観世音寺、そして、東国の下野薬師寺の3カ所に定めました。 下野薬師寺は、東国の僧侶が集い、戒律を学び、そして戒位を授かるべく日々精進に励む、由緒正しき寺院であったのです

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