市羽村の道路元標

市羽村 例規上の位置
芳賀郡市羽村市塙地内
府県道宇都宮茂木線と茂木宝積寺線との分岐点

現在の市町村名  市貝町
調査日 現況など 調査年月日  2006.12.31


入野家住宅(国指定文化財)
こう言っては失礼であるが、栃木での認知度が最低の町が市貝町である。 市羽村は市塙、上根、赤羽、多田羅、石下、笹原田の各村が合併して出来たもので中心の市塙に役場があった。 その後小貝村と合併して現在の市貝村となった。 地名を一字づつ使った新村の名なのだ。 ひと工夫あっても良かったのでは。 

さて、道路元標は市塙のメイン通りの割烹屋さんの植え込みにありました。 何気なく車を進めいよいよ「府県道宇都宮茂木線と茂木宝積寺線との分岐点」だなと思いながらです。 大きな石柱なので直ぐに解りました。 分岐点から離れていますまた、民有地ですから道路工事で行き場所がここになったのでしょう。 

 入野家はもと武士の出で、江戸時代初期から代々名主をつとめた家柄で、主屋は所蔵文書等から、天保7年から同12年までの5年を費やし、飢饉に当たって村民救済事業として建設されたことが明らかになっております。それ以来大きな改造の手も加えられず、往時の姿がよく保存されています。母屋と入母屋造りの長屋門は国の重要文化財となっています。


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