旧菱村役場跡の菱の郷 中心礎石標

菱村 例規上の位置
足利郡菱村
(郡道菱桐生線)

現在の市町村名  桐生市
調査日 現況など 調査年月日  2007.01.14






栃木の県境歩きの目標を持ち地図を見ていると、足利から桐生に接する地域がいささか県境に違和感があると思っていた。 以前からの足利郡菱村と言う村があったのは知っていたが実際に足を向けたことは無かった。 道路元標を探すにあたって訪問することになった。 旧菱村地内のコンビニで旧菱村役場の位置を聞いたが、もう過去のこととなってしまったようだ。 当然だろう昭和後半生まれの人には菱村の名さえ知る由もない。 聞き込みを開始してようやく65才過ぎの方から場所が聞けた。 現地には消防団の建物と火の見櫓が合った。 敷地内に菱村を懐かしむ意味であろうか、「菱の郷 中心礎石」の碑があった。

付近を歩いてみると昭和に入ってから県道を整備した時に設置した「栃木県」の境界杭が道路の南側に見出だしたが。 桐生の街寄りには八坂神社があり昔の道はそこの横の小道であったようだが、杭や標石はなかった。 大正十四年の道しるべ「是北 永龍院・神谷一色に至ル」があり、この道が昔の道に間違いない。 (傍の机さんに聞く)

消防分団建物の裏の黒川駐在所で聞くと、今でも自分は足利人だと言う年配の人もいるが最近は聞けないとの事でした。 黒川駐在所の沿革を見せていただき昭和34年に桐生市に編入した当時に黒川沿いにあった建物を現在地に立て替えたとの事で一部役場の土地だったようだ。 その中には役場の土地を寄付された方々の名もあった。



しかし、標石の情報は皆無である。 この地点から道路に沿って足利小俣へ向かう、道路の両脇を見ながら車を進めるがそれらしきものはない。 とうとう菱町一丁目の信号まで来た、そこの公民館の敷地内を探索したが発見にいたらず。 その先の峠で石仏の写真を撮るもここにもなしで、峠を下って信号機手前で栃木県に入る。 菱村の道路元標を設置するとすれば役場前か、当時の桐生との境かどこかの辻ではないだろうか、それらしい辻は小さすぎて違うだろう今回の探索では見つけ出すことは出来なかった。 次は旧役場跡から桐生市内方面の探査だな。


 栃木の山283+のページへ 栃木の道路元標のトップページへ

標石の情報がありましたらご一報ください。 メール スパム対策のため最後にアンダーバー"___"が余計に付いています。
                                                   
お手数ですが、jpの後の"___"を削除して送信ください。