【山行日】 2004年 7月 10日 (日) |
【天 候】 快晴 |
【山 域】 奥日光 |
【同行者】 単独 |
【地 図】 1/2.5万図 国土地理院 中禅寺湖
地図(西ノ湖、中山)
地図(丸山) |
【関連ページ】
近くの山 シゲト山、黒檜岳は、こちらです。
2004.06.05.に間違って歩いた黒檜岳は、こちらです。 |
【コースタイム】
赤沼バス停(8:35)==アザミ橋バス停−−柳沢川・吊橋(9:18)−−西ノ湖(9:30)−−流出口・尾根取付(9:35)−−中山・頂上(10:40-11:20)−−西ノ湖(11:30)−−千手ヶ浜バス停==赤沼バス停(12:50)
中禅寺湖・丸山バス停==
==無公害バス |

赤沼バス停

西ノ湖側の大木

西ノ湖の流れ出し口

足元をテープで止める

御料局三角点・三等

下山中に西ノ湖を見る

中禅寺湖には雷雲が

丸山の山頂は枯れ木の原

雨が落ちてきた、林道
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1ヶ月前の6月(04.06.05)に中山に向かった。 この時は千手ヶ浜のクリンソウに誘われて湖畔を歩いて千手堂跡の所から中山に向かった。 黒檜岳への道を少しだけ進んで直ぐに西ノ湖からの沢の河原を歩く。 しかしこの時は何を血迷ったか中山手前で南進して黒檜岳の北に伸びるP・1852m尾根に上ってしまった。 今でも磁針が狂ったにしても余りにも単純なミスであった。 時間、高度共に中山山頂の筈なのに西ノ湖が見えず、高度1600mを過ぎて湖が見えた。 その時はそのまま黒檜岳に上がった。
今回は西ノ湖から中山に向かう事とした。 ゆっくりと赤沼バス利用である、この日もハイカーでバスは混雑しておりいささか面食らった。 「わたすげ号」に乗るとあって言う間にアザミ橋に到着し、ここから西ノ湖へ歩き出した。 何組かのハイカーをパスしながら柳沢川の吊橋に到着、今日は水量は少ないようだ。
ここから鹿柵と大きな木を見ながら、また宿堂坊山からの尾根の先端などをきょろきょろ見ながら歩くと西ノ湖畔に着いた。 水を飲んで一息つく、湖は水量が少なく見える。 何年か前大岳へ歩いた時には台風の後かなにかで、外山沢川が氾濫していた、その帰り西ノ湖寄った時湖も氾濫状態であった。 そんな時はここからでは対岸の中山へは行けない。 中山の緑の姿を湖に黒々とした影を映している。 西ノ湖からの水は中山の北側を流れて柳沢川に流れ込む、湖から中山に向かうにあたって水量が多いと流れ出しの川が越えられないので状況判断が必要だ。 前回の千手堂跡から向かったのはこのリスク回避のためだった。
今日は水量が少なく水は流れ出していない(写真では水があるが、先の所は水はないので問題ない)、少し歩くと真新しい立て札が立てられていた『保護林・西ノ湖ヒメコマツ』とあり、ヒメコマツの遺伝資源を自然生態系に広範に保存すると書してある。 周辺の若木には食害を防ぐネットが多数巻かれていた。 いよいよ取り付きである、尾根の突き出た所を登ればよいだけであり、標高差は約200mで一汗かけばピークに達するだろう。
薮へ突入の準備をする、コメツガ(ヒメコマツ?)シヤクナゲの薮のようだ。 足元をカードする、スパッツではめくれてしまうのでビニールテープを巻いた。 途中のシャクナゲに何度か行く手を阻まれたが突破した。 地図に現れない小ピークと鞍部まで達するのにさほどでは無かった。(地図の広葉樹マーク) 樹林の中で視界は良くないが木々の間から湖が見えて高度が上がった実感があり快適だ。 前回黒檜岳への尾根への薮とは比較にならない快適さであった。 鹿道であろう踏み跡もあり、小ピークから中山へはさほど密薮ではなかった。 取り付きから約一時間で開けたピークに着いた。 着いてみればその道程は簡単だったが、一回目のチャレンジに失敗しているだけにうれしさがこみ上げてきた。
標石は「御料局三角點」(裏に三等)があった、上辺の隅が面取りしてあるものだ。 日光の山だなーと改めて思った。 |