【山行日】 2004年 10月 11日 (月・祝) |

大萱山と無線アンテナ |
【山 域】 足尾 |
【地 図】 1/2.5万図地理院(三平峠)
地図(大萱山)
地図(黒石坂キャンプ村)
地図(石倉山) |
【天 候】 晴れ時々曇り |
【所在地】 足尾町、群馬県東村 |
【同行者】 なな |
【関連ページ】石倉山 (2002.11.30) |
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【コースのタイム】 アクセス・全行程
自宅発(8:45)==足利==大間々コンビニ(9:50)==沢入==黒石沢キャンプ場先(11:15)−−山神参道石碑(11:38)−−県境尾根・654標石(12:22)−−三角点峰・1105.5m(12:28)−−654標石(12:32)−−尾根の祠(13:07)−−大萱山 ・1154.2m(13:45-13:57)−−県境尾根・654標石(14:48)−−山神参道石碑(15:12)−−スタート点・送電線の下(15:35)−−黒石沢キャンプ場(15:40)−−水沼駅温泉センター(17:05発)==大間々(17:45)==足利==自宅着(19:05)
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【黒坂石へ向かう】 |
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天気予報の台風一過なんて嘘ばっかり天気予報ダメダメ信じる方が悪いのか。 確かに台風が通れば次の日は快晴であった。 しかし予報官はプロでないのか今度天気の読み方を教えてあげたいくらいである。 こちらは少ない情報と空を見てそれで天気が解るまあ良いか。
小山発霧雨だった。 足利では雨になった、桐生では霧雨になる。 空の一部に明るさが僅かにある。大間々のコンビニで買い物店から出ると渡良瀬川上空のガスが取れて青空が広がりはじめる。 しかし800m以上の山々はまだガスに隠れている。 家を出る直前までwebの降雨画像を確認していた。 今日は明け方雨であった8時を過ぎても出発しないので行かないのと変な催促された。 雲の動きで最後の雨雲が9時から10時ぐらいに東村を通過するだろうと読む。 その通りに今日の天気は推移した。
山は地図と天気の両方を読む楽しみがある。 たとえ雨でもその心算なら楽しいものである。 しかし不意打ちの雷は現地でいつも発生時期は注意しっぱなしである。
国道122号を沢入から黒坂石キャンプ場の看板に従って入る。 渡良瀬川に掛かる橋を渡る台風の後で水量が多く音を立て流れている。 沢入駅前を通り黒坂石川に沿ってキャンプ場に向かう。 道は一本道で迷うことはない。 キャンプ場の前の橋のT字路を左折する。 川の音を聞きながら進むと最後の家があり舗装はここまでである。 直進は動かせるガードがある正面に民家があって家人は避暑ムードであった。 ゲートの前から道には6台の車が止まっている他県ナンバーは民家の人の車のようだ。 車の止め場所を探して左方の林道を進む。 見上げると上空に太い送電線が通っている。 その直下にある広場に停車した。 今日のスタート地点になる。 明るい日差しに周りの木々も緑が濃くまだ秋を感じさせない。 |

渡良瀬川の上にガスに煙る大萱山 |

「山神参道」石碑 |
【スタート(11:15)−林道分岐・山神参道石碑(11:38)】 |
ここは林道にバリケードが幾重にも設置してある。 あとで解ったがキャンプ場に来た人が林道に入り込んでゴミを散らすのだろうか。 林道は手入れの行き届いてる割には車の轍のあとは無い。 黒坂石川に沿って林道をゆっくりと歩く。 川(沢)は小滝が連続し長雨で水量も多く音を立てて白流している。 約20数分で林道分岐に着く。 杉の整然とした植林地は稀に見る美林である。 分岐には作業小屋がある尖った石碑「山神参道」もある。 ここからどこへ通じているのだろうか。 ここで沢と分かれて道を左へ進む、曲がった所に2本の沢が滝になっていた。 |

県境尾根・標石654峰 |

三角点峰・1105.5m |
【山神参道石碑(11:38)−県境尾根・654標石(12:22)−三角点峰(12:28)間をピストン】 |
道は一旦尾根に出るとても地図にある破線の道とは似つかない幅の広い道である。 ここからもズート道は広くつづくが尾根に乗ると勾配がきつくなる。 雨上がりで赤土は滑るあまりに滑るので一時林の中を歩くでも快適である。 勾配を上る切ると砂利のピークがありここでやや方向を変える。 少し下って最後の傾斜を上がると大石のある県境尾根に着く。 標石654のピークだ。 直ぐに隣の三角点峰まで歩く。 隣の三角点には以前粕尾峠から地蔵岳経由で石倉山まで歩いたその時以来である。 その時も今日同行の「なな」も一緒であった。 覚えているのだろうかきょろきょろしながら大岩の間を歩き回っている。 動きが活発なときはまだ疲れていないのである。 疲れてくると山部の後をとぼとぼとついて来るようになる。
尾根は南の群馬県側は下は杉尾根に近い所は桧の植林になっている。 北の足尾町側は自然林で栗、ナラ、クヌギの木など広葉樹も多い。 南側の植林地の桧は暗い陽の射さない所となっている。 尾根上には明確とまで言えないがマークもあり注意すれば地図読みの練習に良いようです。 |

伐採地・道形がある |

小さな祠 |
【県境尾根・654標石(12:32)−−鞍部の石の祠(13:07)−−大萱山山頂(13:45)】 |
いよいよ尾根を歩いて大萱山へ向かう尾根を一旦下る。 左の植林の中のほうが滑らなく歩き易いがなるべく境界を歩く。 次にピークを上がり鞍部に下りるこれを何度か繰り返すと、地図の破線が尾根に上がって来ている所に着いた。 ここは現在群馬側が伐採され東京ドーム位の明るい空間がありホットした気がした。 伐採地には道形があり行き先はわからない帰りに調べて見ることにして先に進む。
「なな」は50m先行してピークで待つこの繰り返しで歩く。 最近雨で同行していなかったが問題無い様である。 呼べば直ぐに駆け戻るたとえ熊、鹿などが居ても追いたいらしいが呼び戻しが出来るので安心である。
伐採地先のピークを下ると鞍部手前のアカマツの根元に石の祠がある。 自然に今日の山歩きを祈念して手を合わせる。 「祠には・・東村・・と、安永・・、伸条吉良」の彫刻があった。 その先も小ピークを上り下りしながら歩く、途中2ヶ所ミヤコザサがあった。 笹の緑が黒い尾根道でのオアシスであった。 北に方向を変ると次にややヤセ尾根上を歩くと突然アンテナが見える。 山頂の先にアンテナがあると思っていたので不意を突かれた感じだ。 アンテナ施設をぐるり見て回る、借地の標柱が倒れている。 見ると「電源開発・・・・・」と書いてあり草木ダムや黒坂石ダムの関連施設のようだ。 アンテナ施設から南側に道があるようである行き先は不明である。 |

山名板 |

大萱山・三等三角点標石 |
【大萱山山頂(13:57)−− |