かまど倉 (かまどくら) 556.6m NO.287-2
【山行日】 2007年10月20日(土)、21日(日) 【天 候】  晴
【山 域】 川化、下遠部地区 【所在地】 栃木県鹿沼市
【地 図】 国土地理院 1/2.5万地形図 文挟
               地図(林道藤沢線)
【同行者】 なな(犬)
 
【コースタイム】
川化・下遠部の林道藤沢線・駐車地−−尾根上(大芦川との)−−道祖神12:50−(40分)−かまど倉13:30-40−(35分)−・398峰14:15−−林道川化支線−−川化集落−−下遠部集落−−林道藤沢線・駐車地−−林道・藤沢線支沢筋の探索−(30分)−駐車地


南面から見た、かまど倉 556.6m


【かまど倉】
東武鉄道板荷駅近くの踏切から黒川の橋を渡ろうとすると通行止めで下流の橋に迂回し下遠部集落に入る。 集落から林道藤沢線の標識を横目に見ながら入る。 1km位入って車を路肩に止めここから歩き始める。 各沢筋に少し足を入れ奥の方を見る。 今日の目的は@宇都宮氏が掲示板に掲載された「キンマ道」(*1)の見学である。 昨夜からの雨で植林地の下草は露に濡れている。 林道は二又に分かれる、直進を選んで進むやがて道は終わってしまう。 草を分けて尾根に上がった標高350m付近の鞍部である。 尾根上から下の沢をのぞきながら北進する。 二つ目の400mのピークまでが藤沢筋である。 目を凝らしてよく見たが、「キンマ道」は発見できませんでした。

尾根は大芦川に沿ったものでかまど倉からの南尾根である。 尾根の ・398mのピークを越えてかまど倉の三角点を目指す事にした。 尾根途中に道祖神が祭られていた、・398mのピークの手前であった。 かまど倉への尾根には岩場とかまどに当る大岩壁がある、最初の岩場は素手で登れる大岩壁は40mの垂直なものでとても登れる岩場ではない。 大岩壁は馬蹄形になっているので、まるで大きなかまどの形なので山名はそこから来ている。

今日の相棒は「なな」で久しぶりの山歩きである、利口な犬で呼べは戻るし右を指して右と言えば右に進む。 私の土地勘はたぶんにななに教えて貰ったのかもしれない、動物の目線で歩くと獣たちの利にかなった道が見える。 かまどの大岩壁もななが巻道を案内しかまど倉の三角点標石を見る。

山名板

三等三角点標石

戻りはかまどの中に下りてみた立ち木に掴りながらである、尾根の・398mのピークから林道 川化支線に下って戻る。 下遠部で山持ちの方に「キンマ道」の事を聞きましたが昔は何処にもあったが今は重機で出すのでこの辺にな無いと言っていた。 察するに引田か下沢側にある沢筋にあるのだろうか、林道藤沢線の南の三角点を踏もうと思っているので後日の再訪を誓う。

(*1)「キンマ道」とは、木馬道で以前は伐採木材の搬出時、木ゾリを滑らせる道である。 未発見で写真は後日探して掲載します。


手前:川化山・389の尾根 中:石次山の峰 奥:古賀志山の峰



道祖神 なな

かまど部分の岩壁

 二年前にかまど倉と川化山を歩ました。 この時は川化集落から林道川化支道、送電線巡視路を歩きました。 その時は肝心の「かまど」の全体を見ずでした。 今回はかまどを作っている大岩壁を下から眺めながら歩き、帰りにはかまどの中にも下りてみました少し危なかったが楽しめました。 この山の植林地も倒木多く手を掛けていない山になっていました。 かまど倉への最短ルートは引田の釣堀の民家の裏からでしょうか。

* かまど周辺は危険ですから、十分な注意が必要です。


【キンマ道を見る】
翌日の21日にキンマ道(木馬道)探索にいきました。 @宇都宮氏より場所の情報を得ての再挑戦です。 キンマ道は林道藤沢線のとば口近くの小沢の奥にひっそりと残っていました。 100m位のトロッコの軌道のように見えました。 林業活況な頃、山男達が掛け声よろしく木馬(ソリ)に木材を載せ道まで運び出す様子が目に浮かびました。


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