山城址・NO.331
                          栃木の山283+の+部分を探査中、今回は飛山(とび山)を歩いた。結論は山ではなく地名でした。飛山城址は復元されていました。
【山行日】 2006年 01月 29日 (日) 【天 候】  晴れ 夕日が綺麗だった
【山 域】 宇都宮、鬼怒川東岸 【所在地】 宇都宮市竹下町
【地 図】 1/2.5万図地理院(宇都宮東部)
       地図(飛山)
【同伴者】 単独 + 「なな」
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【飛 山】
飛山はこの一帯を呼ぶ呼称で丘陵の西北側を鬼怒川に侵食され崖になった所です。この地形を利用して城を作ったのが飛山城です。飛山の南には西山・鏝山(コテヤマ)という山の字の付く所があります。鬼怒川の左岸(川は下流を見て左、右です。)は段丘になっていて鬼怒川に突き出ている所が沢山あります。さくら市の勝山城址も飛山城址と同じ感じです。

飛山城は鬼怒川左岸の段丘を利用して作られた平山城です。平出工業団地のある台地と飛山の丘陵との間は真岡からさくら市に通じる道があります。また西を流れる鬼怒川の向こうに東山道とその西には宝木台地があります。平安時代と思われる烽火台(のろし)が置かれていた跡が飛山城址にあり、東山道に沿って各所に烽火による通信手段が使われていたようです。

真岡市からさくら市へ鏝山から北に進むと道は丘陵をゆっくりと登って丘を越えて行きます。竹下町に入ると一つ目の信号機がありここに飛山城址への案内板がありその通りに進むと「とびやま歴史体験館」があった。立派な建物と駐車場などの施設がある。城址らしく掘などが復元され、真新しい感じで薮人には不向きな雰囲気だ。誰も居ない木橋を渡り城中に入ると次の堀がある。堀はいずれも空堀である。夕日が鬼怒川の向こうに輝いている、雑木林の先に宇都宮市内のビル群がシュリエットと成っている。ここ飛山は山とは言いがたく平地林であり、小高い丘陵で平山城であった。城址内をしばらく散策して、「とびやま歴史体験館」の見学をしました。近くには竹下浅間山古墳もあります。次はさくら市勝山へ行ってみようと思います。

飛山城史跡公園

史跡 飛山城址

空堀

土塁

箱 堀

復元された障子堀、

地籍調査標の貼付があった杭

宇都宮市の杭