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【山行日】 2006年 02月 18日 (日) |
【天 候】 晴れ 肌寒い一日 |
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【山 域】 鹿沼 |
【所在地】 鹿沼市板荷、今市市下小代 |
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【地 図】 1/2.5万図地理院(文挟 北東)
地図(竜神山) |
【同伴者】 妻 + 山部
【関連ページ】
近くの「次石山、城山」はこちら |
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【竜神山】
シャロームさんから鹿沼市板荷・赤行(あかなめ)に竜神山という山があるのを教えていただきました。静かな里山で里を見下ろす尾根に祠が並んでいました。下小代の赤行橋側の酒屋の伊藤商店の奥さんと近所の方に竜神山のことをお聞きすることができました。竜神山は昔板荷地区で大火事があったためそれを鎮めるために、水の神である竜神様を祀ったことからその名が付いたそうです。現在も小代では毎日、輪番で笛を廻して吹いているそうです。
行川(なめかわ)のほとりに小高い山がある。石尊山から南東に伸びる尾根と紫雲山(城山、次石山)との鞍部が板荷・赤行である。近くにはアンテナと三角点の381.5m峰もある。赤行は住宅分譲造成で道が竜神山の側まであり石段が作られていた。毎日歩かれているような踏み跡が尾根に続いていた。社と狛犬、藁屋根が掛かる石柱、祠が見られた。「桜六本」の石碑があり寄贈者名が刻んであった。さらに進むと、シャロームさんの言われていた「二荒山」の刻まれた石柱と祠がありました。里を見守っているなんとも良い雰囲気でした。高い山だけが山ではない、くつろいだ散策を妻と楽しみました。
妻はもう少し歩けると思っらしいが簡単に尾根に出たのである。今日は鹿沼花木センターで「とちぎ花フェスタinかぬま」に行ったので一緒にここまで来たのである。
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造成地からの石段 |

竜神様の社と狛犬 |
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祠 |

祠と「二荒山」の石柱 |
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【道路元標・子侍塔】
この辺りの行川が鹿沼市赤行と今市市下小代の境界である。竜神山から文挟へ戻る途中の行川の橋の丁字路の酒屋(伊藤商店)の所に「落合村道路元標」がありました。旧落合村の道路の基準点である。
竜神山の祠の傍らにあった石柱の「二荒山」が気になって、文挟の二荒山神社と関係を聞きましたが関係ない(奥さんの話)ようです。下小代にも二荒山があると言うので見てきました。そうしたら「子侍塔」と彫られた石塔がありました。毎年7月7日に子供達がお参りする行事があるそうです。
*シャロームさんから『竜神山と杉並木街道の二荒山は関係がある』との情報がありました。06.02.19
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旧落合村道路元標 |

大典の灯篭と子侍塔、二荒山石碑 |
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【文挟の二荒山神社・文挟宿郷倉】
文挟の二荒神社は文挟宿から杉並木街道に入るカーブの所にある立派な社です。
文挟宿郷倉は今市市教育委員会の案内によると、
『江戸時代の元禄、天明、天保、大飢饉で、日光神領の村々は餓死者や倒産の家が多発した。このため村民は協同で郷倉を建て不作の時に困らないように貯穀した。この文挟宿郷倉は江戸末期に栗材でしっかりと建てられたもので、当時の稗(ひえ)も発見されている。農民共済の実をあげたこの郷倉は、わずかに残っている貴重な建物である。』とある。灯篭の後ろの建物が郷倉です。 |
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文挟の二荒神社 |

灯篭の後ろに郷倉が見える |
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二股山と夕日 |

文挟宿郷倉・飢饉の備え |