【山行日】 2008年11月 2日(日) |
【天 候】 晴 |
【山 域】 奥日光・中禅寺湖地区 |
【所在地】 栃木県日光市大字日光 奥日光国有林 |
【点のデータ】 (地点名) 千手山
(等級) 三等三角点 (標高) 1502.42m
(設置・埋標)明治 41年 6月 23日
(緯度) 36°45′16.29″
(経度)139°23′49.91″
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【地 図】 国土地理院 1/2.5万地形図(男体山)
地図(千手山・千手ヶ原周辺) 【同行者】 単独 |
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中央のピークは大岳である。千手山標石は左手前の尾根である。
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【千手山(せんでやま)】 山名「せんでやま」は、点の記による。千手ヶ原や千手ヶ浜の名は、勝道上人が千手観音堂を祀ったことによりこの地を千手ヶ原、浜と言うようになったという。 「せんじゅ」か「せんで」どちらが良いのだろうか、明治の測量時には、「せんで」と営林署では言っていたのであろう。
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栃木で千手山と言うと鹿沼の千手山公園が思いつく。 ここ奥日光の千手山(せんでやま)は明治の測量時に標石設置をされたピークであり、この尾根の主峰大岳の峰の南端にある。 この標石ピークを千手山と呼んだのは千手ヶ原を見下ろす峰からであろうか。
この日は奥日光の紅葉も終わりの時期なりましたが、多くの観光客で賑わっていました、翌日の下野新聞に渋滞の記事の掲載がありました。 カラマツの黄色ジュウタン林道を小鳥のさえずりや猛禽類のピーヒョロロの声を聞きながら気分の良いトレックでした。
西ノ湖分岐から大岳の尾根に取り付きました。 ここには明治の三角点埋標当時は営林署住宅があったと点の記に記載されています。 分岐から約500mでどっしりとした明治の三等三角点標石のあるピークに着く。 標高差は230mである。 取り付きだけは急だが後は快適な尾根で薮は無い、尾根上にはピンクリボンが約100m毎にあり、標石近くにもあったので測量関係者せっちのものであろうか。 ピークに向って左(柳沢川側)は広葉樹、右(外山沢川側)は一面のカラマツ林となっている。 小田代原方面に向ってカラマツの黄色のジュウタンが広がっている。 ジュウタンと中禅寺湖の間には高山がどっしりと座っている。
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尾根には大木の切り株や朽ち果てた倒木があり、索道のワイヤが放置されていた。 三角点標石はピークの東端にある。
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【コースタイム】 西ノ湖分岐−( 30分)−千手山(三等三角点標石)−( 25分)−西ノ湖分岐 |