【山行日】 2008年11月 2日(日) |
【天 候】 晴 |
【山 域】 奥日光・中禅寺湖地区 |
【所在地】 栃木県日光市大字日光 奥日光国有林 |
【点のデータ】 (地点名) 冠山
(等級) 四等三角点 (標高) 1464.41m
(設置・埋標)明治昭和 43年 7月 9日・金属標101456
(緯度) 36°45′13.31″
(経度)139°23′14.99″
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【地 図】 国土地理院 1/2.5万地形図(男体山)
地図(冠山・冠岩・千手ヶ浜周辺) 【同行者】 単独 |
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中央の緑の所が、「冠山」 の三角点峰である。
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【冠山(かんむりやま)】
山名「かんむりやま」は、点の記による。 冠山の名は、湖畔にある冠岩から来ているのであろうか。 この山の三角点の設置は栃木県の各所に四等三角点が多数設置された昭和40年代のものである。 菖蒲ヶ浜にある「菖蒲山・三角点(金属標101457)」の設置は前日(S43.7.8)で同時期のものである。
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冠山は、竜頭の滝の所を流れる川名を知る人は少ない、「地獄川」と言う、この川と外山沢川の間にある山塊の主峰が「高山」で独立峰である。 その高山の西南の尾根のピークが冠山であり、南東の尾根が菖蒲山である。 中禅寺湖が出来る以前は柳沢川や地獄川、外山沢川の深い渓谷であった。 道路整備された現在は道路から標高差も約230mで三角点のあるピークに立てる。
戦場ヶ原の赤沼から低公害バス路線終点に千手ヶ浜バス停がある。 冠山へは千手ヶ浜バス停の尾根から歩く。 道路面から直ぐは岩のある急登であるが、ひと登りすればこの時期木の葉も落ちて見通しのよい尾根に立てる。 尾根からはキラキラ輝く湖面(中禅寺湖)と紅葉の赤が美しい、しかし冷たい強風が吹きつけて落ち葉が吹き上がって湖面に舞い落ちていく。 何度も帽子を飛ばされるが足で踏みつけ事なきを得る。
気温が低くなったこの時期は汗も出ず尾根歩きは快適でよい時期になった。 尾根は落ち葉は掃き清めたように綺麗で歩きやすい。 一つ目のピークで尾根を屈曲する、少し歩くとシャクナゲが尾根を塞ぐが問題となる所はない。 尾根からは西に広がる西ノ湖や柳沢川、千手ヶ原の紅葉と、どっしりとした大岳が見えるその尾根の端っこにはさっき歩いた「千手山」を見る。
冠山のピークには測量の後の杭が残置され直ぐに分った、ここは標石ではなく金属標である。 ピークからの遠望は無い、その先の樹間からは真近に「高山」が迫る。 こんなゆっくりとした山歩きをしたことはあっただろうか。 |
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尾根には大木の切り株や朽ち果てた倒木があり、索道のワイヤが放置されていた。 三角点標石はピークの東端にある
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【コースタイム】
千手ヶ浜バス停横尾根取付点−( 30分)−冠山(四等三角点金属標)−( 25分)−千手ヶ浜バス停横 |