新潟市舞潟 諏訪神社標石 NO.800-6
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【舞潟 『新潟縣』の刻字のある標石】
新潟市江南区舞潟の諏訪神社内に載頭方錘形の標石を確認。 新潟県立文書館・副館長本井晴信氏からご教授いただいた二つ目の標石である。
諏訪神社は新潟市街地の南にある、県庁前通りを信濃川堤防に沿った道を直進すると舞潟の諏訪神社へ着く。 神社の鳥居は信濃川に向いているので車ではぐるりと回りこまなければならない。 この標石も神社の社殿角先に標石がある、周囲は草なども綺麗に清掃されている。
標石寸法及び刻字は次の通りである。上辺15、下辺25センチメートル、刻字面高45センチメートルの頭載方角錐柱で上面には「+」はない。東面『新潟縣』、西面『XXV
舞潟 基標』刻字があり、標の文字は「基」から下は地中である。 「XXV」の刻字は、もう一基(太右衛門新田)の基標の刻字から一連番号と思える、「XXV」であるから「23番」であろう。
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【この標石の設置理由は、 調査中だ】
設置理由、標石付近の信濃川沿いなのでその堤防関係かと考えたが、刻字「新潟縣」からすると、この標石も新発田の中浦駅近くの「新潟縣
耕地整理」刻字の標石と同じ用途と考えた方が良いのではなかろうか。 大きさや形も同じような感じである。
標石の位置は、N37.50.27.8 E139.02.14.7
(*) 余談ではあるが、調査が終了してから境内を見て回ると「錘形標石」がある、新たな標石かとハヤルわくわく感に道具を持って周囲を掘り起こすと、「祠の屋根」であった。 残念。
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【舞潟付近の地形図】
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準備中
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