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2011年-report-21   .

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宮界標 『 固着岩石(七っ岩吊橋下大岩) 』  帝室林野局
栃木県那須塩原市塩ノ湯 箒川河原  2011.10.23


箒川河床岩盤と一体の突き出た大岩に彫刻してある。 固着岩石の□枠上に「一」の刻字あり、固着岩石[×]の寸法は、150×150mm の大型□です。 苔が付き滑り易いので、現地見学には注意を要す。

このページ表示の「帝室林野局」 とは、明治時代の旧宮内省の御料林(地)管理所管名です。 現在は国有林として「林野庁塩那森林管理署」が管理しています。 塩原の地に適した管理をされ当時の景観が維持保存されています。           .







御料局△ 『 御料局測点 』  帝室林野局
栃木県那須塩原市塩ノ湯 前山事業管理歩道 2011.10.23

* 栃木県内で測点標石(御料局測点)の現存が確認されているのは、この測点(塩原御料林)だけではないだろうか。 .また、この測点標石は年月を経ても美品で風化もない逸品である。 この時期の塩原は標石ハイキングと紅葉見物は最高です。 設置場所は、「塩原ビジターセンター」で、紹介されていますので参考にされたい。* 







御料局△ 『 御料局三角點 × 』  帝室林野局
栃木県那須塩原市塩ノ湯 前山事業管理歩道 2011.10.23

* 塩原御料林は、別名紅葉山御料林とも言う。この時期の .塩原の雰囲気はよろしい。塩原唯一の「御料局三角點」標石である。塩原御料林は御料地地の借景として、地元からの献上林である。 新緑の春、秋は見事な紅葉が見られる、 今まで自然林が残ったのも、塩原の人々の自然を大切にした 賜物の結晶である。 山々が錦に染まるのは僅かである。

塩原△御料局 『 御料局三角點 × 』には、「三等」などの等級刻字が無い、これは御料林が小規模で複数の三角点の必要としないからである。同様に界標も甲乙等刻字は無く「界三二」などとなっている。*







宮界標 『 界三四 』  帝室林野局
栃木県那須塩原市塩ノ湯 前山事業管理歩道 2011.10.23

* ここの御料林は馬蹄形の複雑な地形になっている。尾根や谷筋が境界なのです。尾根は良いのですが谷筋は危険な箇所があり境界探査は容易ではない、むしろ危険領域だ。箒川と鹿ノ股川に挟まれた尾根は急岩場となっている。宮界標 「界34」は境界が箒川への谷筋分岐点にある。*







宮界標 『 界三二 』  帝室林野局
栃木県那須塩原市塩ノ湯 前山事業管理歩道 2011.10.23

* 写真を掲載していないが、宮界標の刻字「界32」の、裏面には刻字「宮」があり、「宮」側が民有地側である。この石質は芦野石(栃木県那須郡那須町芦野産)である。芦野石は見た目は脆そうであるが丈夫な石であり加工易く落ち着いた感じの石である。この地、塩原御料林の界標・御料局三角点・測点、などは全て芦野石となっている。(その後に設置された界標は花崗岩製)のものも一部ある。*







宮界標 『 固着岩石(界16号近傍)』  帝室林野局

栃木県那須塩原市塩ノ湯 前山事業管理歩道 2011.10.23

* 以前はなかった、赤ペンキがなければ通り過ごしてしまうだろう、.浅い彫刻の×が固着岩石標石(界標)なのだが、なぜ単に「固着岩石」と呼ぶのかは不明、直訳すれば「地に着いた動かぬ岩石」の意だろう。* 



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