野鳥 青面金剛 愛犬なな 桐生100` 




2012年-report-59.

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水準基標 『 延島新田基標 栃木縣 ・ 』 調査
栃木県小山市延島新田 山神社 (2012.02.10)

県文書館にて、鬼怒川改修を調査中に福良樋管改築図に「延島新田基標」記述を見た。 現地は当時と風景や道路も変わり用意の図面と現在の地図と照合するが全く分からなかった。 延島新田集落の星宮神社隣家の方にお聞きした。 あれかも知れないと現地まで一緒に行ってくれた。

林の中に小さな祠があり周囲は笹まじりの薮で大木がある。 早速探索だと思っていると、案内の方が大木の根元に有ると言って探してくれた。 根元に有るとは聞いていたが、『あった、これかな』言われるままに傍に行くとあっと言葉に詰まった。 確かに根元にあるが地上部の75%は木に覆われていた。 上部の球分も見えない、完全に大木の呑み込まれている。 標石には『丸いボッチがあった。『測量に使ったと聞いていた』と言っている。

標石の見えるように根元の土をかき出した。 石質は花崗岩、寸法は他の基標と同一である。 しかし、彫刻文字「延島新田基標 栃木縣」は見えない状況だ。 手元にある資料の日付は昭和壱拾壱年で、その時は使用したようだ、また図面に記載あるのでその時の改修工事に使用したと思われる。






内務省界標 『 内の94 』 調査
栃木県小山市延島 鬼怒川・田川合流点 (2012.02.10)

内務省界標を鬼怒川で見たのは初めて「内の94」の刻字である。 「の」文字を見たのも初めてである。 寸法・形状など全て、利根川水系と同じである。 






水準点プレート 『栃木県 水準点』 調査
栃木県上三川町上郷 王子稲荷神社 (2012.02.08)

上郷の王子稲荷神社を調査したが基標は無かった。 集落の中で整備され草一本無い。 敷き砂利の間から陶板プレートが見えた、県設置の水準点だ。 コンクリート枡の蓋に付けられているものが見えたので記録した。






水準基標 『 上文挟基標 栃木縣 ・ 』 調査
栃木県上三川町上文挟 稲荷神社 (2012.02.08)




水準基標 『 上文挟基標 栃木縣 ・ 』 調査
栃木県上三川町上文挟 稲荷神社 (2012.02.08)


鬼怒川の水利用の勝瓜頭首工(宮岡橋)付近は、真岡市、宇都宮市、上三川町が接する地域で、上文挟は上三川町の最北部の位置である。 道から社まで細い参道が畑の中に真っ直ぐに伸びている。 白い小砂利は映画の「天国への道」のようだ。 稲荷神社であるが、額には「正一位稲荷大明神」と書してあった。 その社殿の東側(鬼怒川側)に標石はある。 そのまま「上文挟基標」と読める、裏面も「栃木縣」も見える。 規定の標石である。






水準点プレート 『栃木県 水準点』 調査
栃木県宇都宮市東木代 高尾神社 (2012.02.08)


金属標の水準点は多数見受けるが、設置プレートから昭和56年の年代が分かる。 この種の水準点は耕地整理の時のもののようで、水田地帯で多く見てきた。 高尾神社も東木代の田園地帯にある。






庚申塔 『 餓鬼 』 調査
栃木県宇都宮市東木代 高尾神社 (2012.02.08)

餓鬼の顔がこちらを向く、餓鬼は褌・袢纏姿の詳細な五本指構図のものである。 その餓鬼に乗っているのは青面金剛である。 餓鬼の両脇には鶏が描かれている。 下には三猿、上には月日、青面金剛は六手で合掌形で弓、矢、宝玉、剣を持つ。 奉 庚申供養、享保十四巳酉十月十九日、富村講中、敬白とある。

餓鬼は亡者のうち餓鬼道に生まれ変わったものをいう。 石碑の顔には苔も着かず整っていた、リアルさがありシャッターを押した。






石碑 『 ? 』 調査
栃木県宇都宮市東木代 高尾神社 (2012.02.08)

高尾神社の立派な大きな神社名石碑の写真である。 写真の文字が私のPCでは出てこない「MEパット・手書き」では文字は有るが?が出てしまう。 雨冠の下に口が横に三個並んでいる、さらに下には龍なのだが。 栃木県内には沢山の高尾神社がある。 額には尾の文字のものも多いが、石碑には難しい字の方の彫刻が多い。






水準基標 『 東刑部基標 栃木縣 ・ 』 調査
栃木県宇都宮市東刑部 高尾神社) (2012.02.08)

東刑部(ひがしおさかべ)の鬼怒川を見渡せる、高尾神社の社殿裏に基標がある。 大きめの球分がある。 やや風化しているがほぼ原型のままである。 四方の角は角切りされている。 写真のように赤ペンキが僅かに残っている。 県文書館の資料の日付には、他の基標であるが、昭和11年の地図に記載されているので赤ペンキもその頃のものかもしれない。




水準基標 『 東刑部基標 栃木縣 ・ 』 調査
栃木県宇都宮市東刑部 高尾神社 (2012.02.08)


東刑の部分までが地上である、部基標は土に埋まっている。 標石の地下は木の根が密に入り組んでいた。






水準点 『 水準点』 調査
栃木県宇都宮市 大杉神社 (2012.02.08)

小さな社の神社の周囲は杉林になっている。 その木立の小笹に埋もれてコンクリート製の水準点がある。 基標を探索中に見つけたものである。 周辺は畑地であるが傍に用水が流れている。 さほど遠くない東に鬼怒川の堤防がある。






水準基標 『 芦沼基標 栃木縣 ・ 』 再調査
栃木県宇都宮市東芦沼 高尾神社 (2012.02.08)

東芦沼の高尾神社には東芦沼神社との名も記載されている案内板がある。 何度か伺ったいつでも社殿の扉は開かれていて、中に明かりが見える。 大きな社殿に負けない、大杉があり、しめ縄が張られている。

鬼怒川氾濫によるの砂であろうか、標石は砂と小石に埋まっている。 彫刻文字を確認や計測のために掘るには易しい。 「沼」の下部から色の違いがある、「芦」文字は風雨にさらされ汚れはない。 「標」の20mm下が刻字面の下部で基部との境である。

この標石と同じものは、足利市岩井山にあるが、基部はコンクリートで固められている。 現在、標石の設置年代を調査中である。



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