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覘標 『岩に刻まれた櫓柱固定溝』 調査
茨城県つくば市筑波 筑波山(女体山) (2012.02.04)
雪と氷の筑波山山頂の一等三角点標石周囲に覘標の柱の穴がある。 昨年に続き人の少ないこの時期に来た。 今回は、穴位置図と位置間計測とした。 それなりの図面ができた。
写真は最高地点の大岩の裂け目の削られた柱固定溝である。 その寸法は、縦長80cm、巾20cm、深さ15cmであり、直径20cmの丸太柱がすっぽり納まる寸法だ。 底がつけてある、柱は陸測標石(現在の一等三角点)の方向を向いている。
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山林局界標 『二六四号 +』 標高860m付近
茨城県つくば市筑波 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
筑波山の男体山から南西尾根を下ると程なく酒寄への分岐先に展望台のような岩が重なりがあり、昼飯所にはベストである。 そこから直には尾根を通せないので一旦少し戻って巻道に進むと笹の中に踏跡が複数あるそこを通り尾根を筋を通す。 少し下ると写真の界標があり直ぐ解る、「二六四号」の彫刻が彫られている。 頭部は赤ペンキが塗られている、良く見ると「+」の彫刻は中心にない、偏心している。 各辺は125-130mm角
地上高35cmの寸法だ。 |
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山林局三角点 『次三角點 山 +』 標高730m付近
茨城県つくば市筑波 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
この日の本目は、筑波の「次三角点」標石確認だ。 この標石も尾根筋にあって見失う事はない。 日当たりの良い尾根だが周囲には雪が残って風も通り寒い。
上部に赤ペンキが着いていた、現在は界標のように使われているようだ。 形状は規定(規定とは、他の主や次三角点標石と同じ)のようだ。 頭部周りは丸く角が削られている。 各面は丁寧に平準に仕上げられている。 文字彫刻も書体・配置もバランス良い配列である。 裏面にはお決まりの丸みの「山」一文字である。 上面は「+」が彫刻されている。 「×」ではない、「+」で、以下の写真の固着岩石が「×」であるので違いがある。 しかも、界標「二六四号」も「+」である。 設置時に標石の規定が有ったのだろうか、それとも周知されていなかったのだろうか。 石質は標石の花崗岩だった。 |
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山林局界標 『×』固着岩石 標高693m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
次三角点から30mちょっと下ると岩に赤ペンキがあるので目をやると「×」が彫刻されている。 GPSで標高を確認すると639mを表示した。 |
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山林局界標 『山 「×」八五』固着岩石 標高665m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
さらに30mの岩の上の落ち葉を払うと「山 [×] 八五」の彫刻が出てきた。 良く見ると下から上って来ると解りやすい所の岩に赤ペンキの矢印が書かれていた。 |
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山林局界標 『山 [×] 八四』固着岩石 標高654m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
この岩も落ち葉に隠れていた 山 [×] 八四 は、八五から10m下部平らな岩に彫刻されていた。 界標の間隔は番号チェックをしていると気になる。
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山林局界標 『山 [×] 八〇』固着岩石 標高654m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
この岩の固着岩石には、番号が無いと思った、横面に赤ペンキで「八〇」と書いてある。 岩を良く確認すると彫刻の線に落ち葉が入り「八」が見えなかった、「八」が見えると小さな「〇」も続けて見えた。 |
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山林局界標 『山 [×] 七四』固着岩石 標高150m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
べったりと塗られたペンキが目立った、やや尖った岩を標石に見立てたような文字は上向きだ。 |
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山林局界標 『山 [×] 七二』固着岩石 標高472m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
番号彫刻された所は赤ペンキはない。 この岩も尖ったものだった。 |
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山林局界標 『山 [×] 七一』固着岩石 標高455m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
ほぼ真っ黒な岩の落ち葉を払うと現れた。 固着岩石(界標)をたどって筑波山の尾根を下ってくると、あっという間に時間も忘れて下れる。 この日の固着岩石は終了である。 |
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山林局界標 『補 點』( 補 點 山 + ) 標高421m付近
茨城県つくば市国松 筑波山南西尾根 (2012.02.04)
前日に確認した「補点」標石である。 さほど見通しの良い所ではない。 今は沼田新田酒寄林道の最高点がこの尾根を横切る。 「補点」標石は林道から5分もかからないところにある。 |
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