野鳥 青面金剛 愛犬なな 桐生100` 




2012年-report-90.

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三等三角点 『 湖上山 』



日光・湖上山 三等三角点 『 湖 上 山 』  (12.06.23)
栃木・日光市奥日光


三角点標石確認調査に歩く。 この図幅の残る標石は「湖上山」「白根山」の二点、深山の薮歩きである。 今回二点制覇を目指したが結果は「湖上山」だけとなった。

山仲間3人と歩いた私にとっては久し振りの日光である。 私の体力は歩いて見なければ解らない状態であった。 定刻我が家に参集し、途中で拾って日光に向かった。 今回の仲間はつくば100キロウォーク大会の関係者でもある。

日光・戦場ヶ原や小田代ヶ原の西側に壁のような尾根がある。 その中央のピークが「湖上山」である。 薄べったらな薮尾根で踏み入る人は少ない。 尾根の西側には急な外山沢川から派生した緑沢がある。 どの方向からも急な斜面となっている。 今回は小田代ヶ原先の弓張峠から尾根に取り付いた。 事前に地形図を頭に入れておけば地図を見なくても歩けるが、問題は途中からの岩やシャクナゲ薮の突破である。 いつもの事だが日光の山では自然に逆らってはいけないポイントは鹿道を見切ることだ。 今回も薮慣れのベテラン揃いで結局それほどでもない薮三級程度と認定した。



まぼろしの岩峰(南三岳) 】



歩を進めると高度はどんどん上がっていく、小休止でふっと太郎山を見ると手前に「密岳のまぼろしの岩峰」の頭が見れた。 この角度からこんなに大きく見えたのには驚きだ。



日光・千手ヶ浜奥の静かなテーブル台地 】



さて、今回の三等三角点「湖上山」「白根山」周回ルートで戻りの下ってくるルート上にある、テーブル状の台地を見下ろした。 広い平らたな台地である事がわかる。 その先には前日らいの雨で濁った西ノ湖や黒檜岳やシゲト山の尾根が見える。 直下からは沢音がすれど水面は見えない。



湖上山 から見下ろす 小田代ヶ原 】



昨年は湖のように一面が水浸しであった小田代ヶ原は僅かに水は残るが以前のような湿地を呈している。 丁度あの辺りから歩き始めたのであろう。 高度も上がり高山越しに中禅寺湖も鳥瞰出来る。



大野さん、岩を登る 】



どの辺の岩か忘れたが、大野さんが楽しそうに上がってくる。



蘇原さんも急場に差し掛かる 】



皆さん薮と岩を楽しんでいるようだ。 カメラマンだけは悪戦苦闘だ。



ノラさん急尾根を歩く 】



一番元気なのはノラさんだ、グイグイ進む余裕に笑顔である。



「湖上山」 山頂にて 】



迷う事もなく天気にも恵まれて最後のコメツガ樹林を抜けると開けた頂上に到着した。 僅かに白く雪の残る白根山本峰、丁度白根隠山東峰斜面の上にある。 三等三角点「湖上山」標石は「三等三」までが地上に出て、四個の保護石に囲まれた規定の設置状況であった。 めでたしめでたし。

言うまでも無く、湖上山尾根最高峰は「外山」である。 その外山の尾根のピークは前白根山なのであるが。 測量での基準点である三角点の選点条件は、見通しの良いピークと各点との距離であり三等三角点間はほぼ4〜5KMだから外山と湖上山に共に設置はないのである。 特に尾根南側のピークが見通しが良かったので「湖上山」にしたのだろう。



緑 沢・緑 滝 】



上り時の水音がわかった、ノラさんから滝が見えるとの声がした。 ほぼ真下の木々の中に一筋の滝が見える。 角度によっては見えないワンチャンスの観瀑所になった。 緑滝ではないだろうか。 落差30mはあるだろう、しかしあの場所には簡単には行けない。



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