奥日光御料局 宮界標 界甲620-642

     
宮界標 「×」固着岩石 界甲六二〇 ・ 界甲六四二 ( 於呂倶羅山 ・ 山王帽子山 )  


於呂倶羅山・山王峠・山王帽子山

 固着岩石[×] (宮 界甲六二〇)     (於呂倶羅山東斜面のピーク)


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 32.3  経 度 139. 27. 26.8
標石材質 
刻 字  : 岩の上面 : ×
寸法形状  : 一辺が210mの×印 (□では、160X160) 

標高 : 1807m

地形図 :  山王峠・於呂倶羅山周辺は、こちら>>
現 況 :
 ・地形図の山王峠は太郎山登山口と涸沼、切込湖、刈込湖入口付近に記載がある。
  しかし、山王帽子山と於呂倶羅山の尾根が峠を作っているのは、もう少し川俣よりである。
  旧宮内省の境界もその尾根である。 今回峠から山王帽子山までと於呂倶羅山手前の、
  1789m標高点の大岩間を探索した。

 ・峠から標高1789mの大岩までには、いくつかの大岩点在する。その岩の中一番大きな岩上
  に×(固着岩石)がある。 この岩に標高点があるのは周囲の標高を定めるためであろうか。
  「界甲621」の上部に当るのでこの固着岩石[×]は距離から判断し「界甲620」した。 
      


 
 宮 界甲六二一      (山王峠の古河電工送電線実証設備・鉄塔裏側)


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 30.6  経 度 139. 27. 27.5
標石材質 御影石
刻 字 表面 : 宮  対面 : 界甲六二一
寸法形状 :
 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
 刻字面高さ180mmm、上面 ×(170×170mm)
 上面角隅切りあり、宮(60mmの円マーク)

標高 : 1783m

地形図 : 山王峠・於呂倶羅山周辺は、こちら>>
現 況 :
     ・界標には赤ペンキなし。
     ・古河電工の送電線実証設備の鉄塔の後の北側にあり。



 
 山 六二九 ・ 山 六二九ホ二  ・ 山 六三〇 ・ 山   (山王帽子山北西斜面の下部)


調査日 09.07.19

緯 度  36. 48. 50.3  経 度 139. 29. 27.8
標石材質 御影石
刻 字 表面 : 山  対面 : 六二九、 六二九ホ二、 六三〇
寸法形状 :
 ・コンクリート柱で、細いものもあった。

標高 : 1937m

地形図 : 山王峠・山王帽子山周辺は、こちら>>
現 況 :
     
・山王峠からの山王帽子山北西尾根は深笹に覆われた所で峠付近の探索を断念した。
      山裾に大岩のピークがありその上も探索したが、標石や固着岩石などはなかった。
     ・「山六二九」を見たときにはこの尾根が界標尾根であると確信した。 それまでは別な
      尾根かと何度も地形図を見た。 「山」標柱がある付近は樹木の伐採がされている。
      また、木杭も見られるので数年前に測量したものだろう、「山」標石は倒れていた。


 
 宮 界甲六三三     (山王帽子山北西斜面) 


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 12.4  経 度 139. 27. 38.6
標石材質 御影石
刻 字 表面 : 宮  対面 : 界甲六三三
寸法形状 :
 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
 刻字面高さ180mmm、上面 ×(170×170mm)
 上面角隅切りあり、宮(60mmの円マーク)

標高 : 1943m

地形図 : 山王峠・山王帽子山周辺は、こちら>>
現 況 :
      界標「界甲六三三」は「山」の上部にあって、大岩のやや下部の所にある。
      ペンキの塗布は無い、周囲はシャクナゲとコメツガの若木である。 刈払いの跡あり。
      界標の所は獣道が尾根を横断する交差点である。 界標に損傷はない。
        


 
 宮 界甲六三七     (山王帽子山頂上尾根の下部)


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 07.1  経 度 139. 27. 43.2
標石材質 御影石
刻 字 表面 : 宮  対面 : 界甲六三九
寸法形状 :
 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
 刻字面高さ180mmm、上面 ×(170×170mm)
 上面角隅切りあり、宮(60mmの円マーク)

標高 : 2047m

地形図 : 山王峠・山王帽子山周辺は、こちら>>
現 況 :
      界標は赤ペンキ。 写真のように刻字未完(刻字は、×宮界のみ)の標柱がある。


 
 
 宮 界甲六三九     (山王帽子山頂上尾根の下部) 


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 07.1  経 度 139. 27. 43.2
標石材質 御影石
刻 字 表面 : 宮  対面 : 界甲六三九
寸法形状 :
 一辺が120mm、高さ約750mmの角柱
 刻字面高さ180mmm、上面 ×(170×170mm)
 上面角隅切りあり、宮(60mmの円マーク)

標高 : 2047m

地形図 : 山王峠・山王帽子山周辺は、こちら>>
現 況 :
      界標は赤ペンキ。 写真のように刻字未完(刻字は、×宮界のみ)の標柱がある。


 
 宮 界甲六四一  (山王帽子山頂上尾根)


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 05.3  経 度 139. 27. 45.8
標石材質 御影石
刻 字 表面 : 宮  対面 : 界甲六四一
寸法形状 :
   一辺が130mm の角柱  地上高 390mmm  上面 ×
   上面角隅切りあり、宮(60mmの円マーク)
   やや周囲の表土がなくなっている。

標高 : 2075m

地形図 : 山王峠・山王帽子山周辺は、こちら>>
現 況 :
      登山道を登り詰めた所にあるのがこの界標である。
      この石から北の笹原を下るのが界標のあるラインである。


 
 [×] 固着岩石 (界甲六四二)   (山王帽子山頂上の大岩上)


調査日 09.07.19

緯 度  36. 49. 05.0  経 度 139. 27. 46.7
標石 材質 : 自然石 (火成岩)
刻字 表面 : [×] (固着岩石)
寸法形状 :
 刻字上面  : 一辺は、130mmの□掘り込み
          ×の一辺は、80mmの×の刻字

標高 : 2077m

地形図 : 山王峠・山王帽子山周辺は、こちら>>
現 況 :
     ・山王帽子山山頂・道標兼山名板のある大岩の所が標高2077mの山頂である。
      その大岩に固着岩石[×]があった。砂に埋もれているが四角の掘り込みがある。
     ブラシで砂を除くと×が現れた周囲に文字や数字の刻字はない。
    ・四角の掘り込みは、少し角度を変えて二重になっている。    


   
固着岩石の□が二重に彫られている、角度がズレている            □の一辺は130mmです

「御料局三角点」 こちら>>  「宮境界石」 こちら>>