晃石山(一等三角点)419.1m NO.017-5 |
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【山行日】 2005年 12月 04日(日) | ||
【地 図】 国土地理院 1/2.5万図 「栃木」 晃石山周辺はこちら>>です。 |
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【所在地】 大平町、岩舟町 | ||
【天 候】 曇り、寒気がやって来た | ||
【同行者】 単独+「なな」(犬) | ||
【関係ページ】 大平山のページ | ||
【登頂履歴】 05.01.22 05.11.20 |
【コースタイム】 |
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清水寺前駐車場(12:00-10)−(藪尾根を強引に上がる)−尾根道に合流点(12:30)−晃石神社(12:45-13:00)−山頂・三角点標石(13:03-15)−山頂下の分岐(13:16)−岩舟町図根三角点の峰分岐・尾根下山(13:25)−(尾根を通して歩く)−清水寺上の展望台(13:35)−(尾根を通して歩く)−清水寺前駐車場(13:42) |
晃石山への清水寺ルート |
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昨夜の夜更かしで久しぶりにゆっくり起床する。はっきりしない天気にやる気なし、TVの予報では箱根は雪、栃木でも日光今市は雪のようだ。11時頃になって始動開始、着替えをしていると「なな」が凝視して盛んにシッポを振っている。午後3時には戻る約束で家を出る。 12時丁度に清水寺前駐車場に到着する。かかしの里の道を走りながら今日はどこの尾根を登るかを見ながらここに来てしまった。トーハトのレーズンパイを一袋と水、着替えを詰め込んでスターする。清水寺からの道は全て歩いているので晃石山への直登ルートを求めて尾根に取り付いた。晃石山への直登ルートは内堀からの道なのだろうが既存の道ではだめである。地図の等高線200mの所に200と記した尾根を上がる事とした。 |
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![]() 林道から尾根に |
![]() 寺からの道に出合 |
雑木に篠竹の藪で密であるが一ヶ所篠竹に道が付けてあった。それでも最近は歩いた様子は無い。5分もすると松食い虫だろうか立ち枯れの伐採地に出た。松の木が伐採して積んである。しかし途中で作業放棄状態でビニルに包んであるのは一山だけで残る山はそのままと散乱している。そこを通過すると細道があり沿って上に歩くと沢に出た。(清水寺の東側の墓地・沢の上部)再度尾根に上り直す、かなりの急斜面で何度か呼吸を整えながらの上りとなった。藪は篠竹が密となって「なな」もルート取りに横に移動しながら上部を伺う。やや強引に篠藪を突破すると快適な開けたなだらかな尾根になった。 なだらか尾根を少し進むと清水寺からの道に出た。標高300m付近でその後は根の張った岩の道を上がった。神社の手前の子宝杉を曲がると石積みが見え次に晃石神社の屋根が見えた。石段を上ると境内は静かで誰も居なかった。神社まで高低さ300mを約30分で、今の体力ではこれが限界かな。晃石神社に昼時に来て誰も居ない日があるとは、今日のような寒い日で今にも雨が降ろうかというような日にはそりゃ居ないかな。汗びっしょりで早速着替えする。食事はレーズンパイのみ「なな」と分け合って食べる。 |
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![]() 尾根の岩舟町図根三角点 |
![]() 清水寺の展望台 |
しばらくしてから山頂にそこでだれも居ないので、持参したメジャーで標石の採寸をした。これで今日の目的のひとつが終わった。ここから桜峠方面に進む、そして二つ目のピークである岩舟町図根三角点のある所から下る。01.06.10に下っているのが今日は落ち葉が路面を隠しているので歩きづらい。傾斜が緩むと展望台に着いた。しかし前回もそうだが松の木に邪魔されて眺望はない。作られた石段を下ると出発地の駐車場に到着する。 |
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晃石山の標石 | |
今回は標石の各部分の計測をしました。いつもは大きいなと思っているだけで実際にメジャーでの計測はしていなかったのです。標石の写真を掲載しました。 | |
![]() 祠に向かって右に標石 |
![]() 一等三角点の標柱 |
![]() 上面 210×210mm |
![]() 裏に傷2つあり 文字は正面のみ |
![]() 高さ 175mm |
![]() 一等の文字幅は140mm |
![]() 70×70mmの十字・深さ7mm |
![]() 台座は粗い採石のセメントで固めた |
![]() 260mmの石から削り出すやや変形 |
![]() 台座は820×820mm |
【三角点の話】 三角点標石は明治政府の地図、測量担当の工部省が英国人の指導下三角測量を実施し、その後工部省から測量を引き継いだ内務省地理寮が明治八年関八州大三角測量を実施した。晃石山や筑波山などが三角点設置場所として選ばれたことから始まりました。関八州大三角測量の2年後標石の規格が決まりましたので標石の設置はいつなのか不明です。その後那須基線が設置され日本でも測量が本格的に始まった時期のものです。晃石山の一等三角点は他の一等三角点とに先駆けた、一味違う歴史と風格をに思いを馳せます。 類似の測量標石として、「主・次三角点」とある農商務省山林局のもの。御料地確定のための「御料局三角点」といったものがある。 |