【山行日】 2006年6月4日(日) |
【山 域】 前日光 |
【地 図】 1/25000図 日光南部、古峰原 地図(薬師岳) |
【天 候】 曇り、ガス、そよ風 |
【所在地】 栃木県日光市(足尾)、鹿沼市 |
【同行者】 なな 登頂リスト 2006年へ |

標高が違っています。 |

1/2.5万図の標高は1420.1m |
【今日のタイム】
日光、清滝==細尾トンネル通過・足尾側より旧道==細尾峠(11:10)−−薬師肩(11:40-46)−−薬師岳1420.1m(11:50-12:20)−−細尾峠(12:55-13:20)==国道122号・牛蒡沢(13:50-14:10)==粕尾峠==花農場(粟野)(15:30-50)==自宅
近くの山々のページ 三の宿山 NO.265 夕日岳 NO.240(04.02.21) |
【細尾峠から薬師岳ピストン】
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栃木の山でいつでも歩ける山に前日光の山々がある。 その中でも薬師岳は国道122号の旧道の細尾峠からは快適ハイキングコースであり歩いた。 今回は足尾の牛蒡沢への用事(桐生100`ウォークのプレート取付)の途中でのついでの歩きである。 また、今日は久しぶりに「なな」と一緒の山歩きである。 「なな」もうれしくてたまらないらしく尻尾を早く振っている。 旧道の細尾峠へは日光清滝から一旦トンネルをくぐって足尾側から旧道に入る。 この峠道は高校生の頃オートバイで通過したことがある。 その頃は桐生から大間々を通過すると掘れた砂利道となり長い長い道で峠へは今もそうだが九十九道だった。 交通量も少なく静かな道だった記憶が蘇えった。 今回は舗装され快適なドライブだった、途中からは山つつじもちらほら見られた。 峠の道標は水準点のマークの先にある。 峠は両側に石積みがあるしっとりとした所で足尾側には藤蔓が何本も垂れ下がっている。
さて、細尾峠には5台の車が止っている、もう誰も居ない薬師、夕日岳へ、それとも半月山方面に向かったのであろうか。 土の道を歩き始めるあまりアップダウンのない道で歩きやすい。 すっきりしないが沢の木々の間から南に伸びる渡良瀬渓谷方面が緑の谷間が見え深山の雰囲気に気分もアップする。 小ピークを越えると崩落して巻き道になる、枯れ木で×にして崩落地を見ると新しいようである。 この辺岩は砂岩のようでさらさらしていたる所で崩れている。 木々の下草は砂の埋もれている、このまま沢に落ちて行くようである。
主稜線は地蔵岳から続いたものが延々と伸びて薬師岳で東に向かい三の宿山へと背骨のようだ。 細尾峠は半月山からの突端の茶の木平からの薬師岳を結ぶ尾根の鞍部なのだが険しい峠ではない。 主稜線への登り薬師岳へ向かう訳だが、良く踏まれた道は地図もいらないほどである。 しかし周辺の概要を頭に入れての事であるが、新鮮な空気を胸いっぱいに吸っての歩きは何もかも気にせずに「なな」と楽しく歩きました。 まだこの辺には山つつじの花も見られた、白やしおの花が道に落ちていたので数日前までは白やしおが見られたのだろう。 笹の斜面が現れると程なく薬師の肩の道標に出会う。 |

ここが細尾峠 |

はやく来いと言いたげ、「なな」 |
本来なら夕日岳などに向かう所だが無制限に時間がある訳ではないので、ここでは水を飲んで軽く一服だけした。 薬師岳は直ぐその先だと分かっているので長く留まる必要はない。 丈の低いミヤコザサに付いた道を進む、「なな」が止った先に何かを感じて止っている。 理由は直ぐに解った、5人ほどのグループが降りてきた。 「なな」と笹の中に避けて通過を待つ、最後のご夫婦から「なな」の名前を聞かれ「なな」だと言うと、インターネットで見たと言われた。 山部よりも「なな」が山歩きでは有名のようだ。 5人の方はこれから夕日岳へ向かったのだろうか。 道端に次三角点を見ると先に祠のある大岩が見えた。 (後日、茨城県坂東市のO川さんからメールをいただきました。 『男4名女1名の計5名で禅頂行者道を古峰神社から日光中禅寺湖まで縦走しておりました。』の途中でお会いしたようです。) |

薬師の肩 |

山頂にて昼食 |
ガスが掛かり遠望はない男体山がどっしりと見えるはずだがまったく見えず。 今日は景色を見に来たのではないとして昼食にする。 コンビニで買ったいなり寿司を分け合った、最近かりんとうを「なな」が好きなことが解ったのでこれも交互に食べた。
久しぶりに山名板を見た2,3年経つとこげ茶のペンキが少しはがれている、白はまったく変わらないここは残っていた。 祠の写真を撮ってふと見上げると「栃木の山紀行・山名板」を見ると標高が1500となっている、1500を越えるのは夕日岳のはずである。 地図を出してみるが夕日岳の標高をここに記してあったのである。 そこには何かのテープで標高を消そうとした痕跡がある。 山名板の標高の違いなどどうということないのであるが地図まで出してしまいました。 |

ガスが出て来た |

戻ってきた細尾峠 |
そろそろ、足尾・牛蒡沢へ向かわなくてはいけないので戻ることにした。 元来た道は「なな」が分かっているとばかり先行する。 途中のピークで若い二人と会ったがこれから元気に薬師に向かって行った。 細尾峠の静けさは来た時と変わらない、茶の木平(中宮祠)への道標とハイカーの帰りを待つ車だけがあった。 峠から旧道をゆっくりと下って行く、途中に山神社と祠がまってあったので行ってみると昔の道形があった。 舗装された道も何度もルートを変えたようで改修した跡が沢山あった。 短い時間しかなかったが薬師岳へ行ってよかった。
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【牛蒡沢へ行く】 |
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