【概要】 |
【山行日】 2004年8月7日(土) |
【山 域】 川俣温泉 |
【地 図】 1/25000図 地理院・川俣温泉の地図(平五郎山) |
【天 候】 明け方快晴、AM8:00まで晴れ、その後風、黒雲
AM10:00ポツポツ、AM10:40雷、豪雨 |
【所在地】 栃木県塩谷郡栗山村 |
【同行者】 単独 |
【コースのタイム】
アクセス
自宅発(2:10)==鹿沼IC(2:35)===(東北道・日光宇都宮道)===今市IC(2:55)==鬼怒川コンビニ(3:15-25)==川治==青柳==川俣大橋==無砂谷・偵察(4:45)==県道・林道ゲート(5:15-35)==林道・舗装終点(5:40)−−平五郎山・1700.0m(8:20-45)−−林道終点12:00)−−林道舗装終点12:40)==川俣温泉「上人一休の湯」==川治・鬼怒川==今市IC(13:52)===(東北道・日光宇都宮道)===鹿沼IC(14:07)==壬生IC(14:26)==自宅着(14:40 )
日加倉山・歩行タイム
楡ノ木沢林道舗装終点(5:40)−−林道・終点(6:15)−−枝尾根分岐(6:35)−−1512mピーク(6:45)−−ブーメラン形平尾根(7:17)−−平五郎山・1700.0m(8:20-45)−−(カメラ探査・4往復・2時間)−−ブーメラン形尾根(10:40)−−1512mピーク(11:20)−−枝尾根分岐(11:45)−−林道・終点(12:00)−−林道・舗装終点(12:40) 山中に居た時間 7時間
【関連ページ】
「高原山探訪」のYoshiさんが歩かれた平五郎山のページもあります。 とても参考になります。こちらです。
(歩いた尾根は、Yoshiさんの尾根とは違いました。 山部はYoshiさんの西側の尾根です。)
「平五郎山-2」04.08.14に再訪したページです。 写真の掲載があります、こちらです。
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【山頂アプローチ探し】
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夜明けの川俣湖からの山々の写真を写してから、平五郎山のルートをどこからにするか偵察に無砂谷へ向った。 無砂谷橋から上流1km程の2ヶ所目の崩落点は危険過ぎて通過を止めて北側からのアタックは断念する。(北側からの登頂はなさそうだったので歩きたかった。)
県道から楡の木沢林道へ向う入口のゲートの横を抜けようとして側溝に脱輪する。 通りかかったM社の4WDで引いて頂く感謝です。 ロープがないので持参のザイルを使う、2本使いでOKだった。 このザイルは木板取り付け用になってしまった。 車は林道の草に擦れながら舗装終点の先まで行った。 ダートの道にゴロ岩が落ちていて片付けが面倒なので手前の広場に駐車する。 ここが今日のスタート地点となる。
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【楡の木沢林道から取付、そして頂上へ】 |
林道は何ヶ所か掘れた所と土の溜りで滑る所があるが車でも走れるようである。 途中に分岐がある(地図参照)地図では左に折れる道のみ表示されている。 今回は右への直進の道を進むと約300mまで延びている。 枝尾根先の木の枝が足場のようになっている所に取り付く。
(Yoshiさんが歩かれた平五郎山へのルートは頂上からの尾根が南東に延びているで、山部のルートとは上り下り共に違う尾根を歩かれています。)
このヤセ尾根は踏み跡があるその先にも踏み跡はあるがだんだん薄くなる。 踏み跡も行くと無くなっている。取付からヤセ尾根は100mも歩くと先は広くなり暗く陰湿な所を歩く事になる。 マークを木に取り付けていくこんな所はどこも同じに見えてくる。 赤布を点々と置いていく帰りに回収し易いように軽く木に縛っておく。 広い原を歩いていると古いビニルテープが有って自然とテープを追ってしまう。 それも途中で消える枝尾根の途中に上がった、ここからは尾根をつないで頂上を目指す事になる。
今回選んだ山部のルートは歩いている人がいるのが解かって少し安心するが、はじめは樹林で日が射さない所だったので下草が少なく良かった。 西側の尾根との合流地点(枝尾根分岐)はチシマザサは背丈を越す斜面であるが手で分けられる程度なので問題は無かった。 しかし特徴ある所でないのでマークをする。 このルートは次々と尾根に乗り継いで行くしかもこちらの尾根の方が支尾根で解かりづらい。 なんとミスし易いルートなのだろう。 尾根の途中の太い幹にワイヤーが巻かれ放置されている。 ワイヤーが地面に放置されている所も有った。 この尾根に以前ワイヤーが張られて木材の搬出が行われていたのであろうか。
二つの小尾根がまとまって笹の斜面を登ると1512mのピークに着く。 ピーク所は下草は少ない、ピークからのヤセ尾根はシャクナゲがあるが巻いて通過するので問題はない、ヤセ尾根に大石が数ヶ所埋まっている所を通過する。 この先で広い原を上ると両脇から支尾根が集まってくる。 次のピークに来るとここからは高度さのない笹原でありここで方向が変わる。 地図上ではブーメラン形の端のピークは色々の方向から尾根がそこに集まっている。ここから頂上この高度さは50m位である。ブーメラン形の尾根は一面のチシマザサの笹原になっている。
ここからはチシマザサの笹原を上がると頂上の台地にでる。 頂上の広い尾根は針葉樹とダケカンバが茂って笹も薄く歩き易い。 歩いて行くと円形のスペースの中央に標石があった。 その手前に航空測量用の残骸が横になっていたので三角点標石は近くにあることは直ぐに解かった。 少し離れた所に割れたスチロールの山名板が株木の根元にまとめられていた。 三等三角点の標石の近くに倒れた細い木切れにビニルテープが巻かれていた。 そばにRKのかまぼこ板の山名板が落ちていた。 標石の真上は樹木で空は見えない少し標石の近くをうろうろと人工物を探したが何もなかった。
頂上はコメツガ、ダテカンバ、ブナが少しあります。 頂上の北の下がった所にはダテカンバが林のようだった。 Yoshiさんのページで知った祠を探したが見つから無かった。 3D山名板を取り付けて落ちていたRKの山名板を隣に並べた。
樹林で見通しがないので北側からの景色を見に行くと、風に押されるように黒雲が押し寄せてくるのが見て取れた。 水だけを飲んで下山の身づくろいする、時折雨がパラパラと木々の葉に当たる音だけがする。 雨は早そうで今日は一日中降りそうである、さっきの雲の様子では夕立、雷雨のようだ。
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【下山中カメラ紛失】 |
頂上からの下りでマークを追っていくとやや東側にぶれて下ってしまい軌道修正する。 下る時は簡単な笹原も間違いに気づいて戻るには密のチシマザサを強引に分けて戻る。 少しマークを探したが見当たらず焦りがあった、それで強引に戻って斜めに移動する。 途中で立木に登って笹の上を見渡してマークを探すやっとマークを見つける。 ルートが不安になったら今歩いた通りに素直に戻った方が良いなと痛感した。 マークを確認しながらブーメラン形の平たい尾根の突端のピークにザックを下ろして水を飲む。 はたとザックに取り付けていたカメラがない、焦った今歩いて来た笹原の方を見るが笹は腰から背丈を越える所で汗が引いていく。
それから2時間笹原を探したが見つからなかった、時間はたっぷり有るが雨が時折降り本格的に降りそうなのであきらめざるを得なかった。 泣きたくなるが仕方ないあの雲を見たら、、、、。
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【下山】 |
ここからも下りは辛い歩きになった、尾根の分岐の都度ルートが不明になり行ったり戻ったりの繰り返しである。 こんなに分岐が不明になるのもめったにない今日は心に迷いがあるのか段々とペースは落ちる。 このルートは難しいと下りで思いさせられた、なんども尾根を真直ぐに行き過ぎて戻る。 尾根の途中からだだ広い斜面を下ると尾根があるそんな調子だから小さいマークを一ヶ所だけでも見失うと大変である。 足元は笹と倒木である、僅かな何種類かのマークが有るのが救いである。 何人もここを歩いたという事だけで充分である。
最後の分岐を下り始めたら雨が本格的になった、雷が近くでピシーと光る続けざまに雷鳴がする。 鬱蒼とした樹林の中なので岩尾根とは違い少しは楽である。 ナタなど金物をザックに入れようかとも思ったがそのままにした。 最後の尾根は樹林から出るので雷がいやだったがその時は無かった。 車に着くと安堵感は有るがカメラをなくしたのですっきりしない。 もう一度来ることを誓って林道を下った。
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【この山で思った事】 |
今日歩いたルートは尾根から尾根に何ヶ所つないで行ったことか、登りは上に行けば良いが下りは一歩間違うと別な尾根に入り込んでしまう。 特に尾根の途中から斜面を下ると尾根がある、そんな所では下る斜面が解かりづらいそのなルートばかりの所だった。 地図読みの訓練にはなるかもしれないが一歩間違えば事故にもつながりかねない。 こう思ったのは気の迷いが有ったからなのか、いつもの六感が働らかなく注意散漫だったのだろうか。 今日は無事家に帰ってきたのだから良しとしよう。
次回は気合を入れて、、、という訳で写真はありません。 頂上は踏んできましたとの報告だけになります。
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