御殿山(ごてんやま)  178m NO.304
坂田山
(さかたやま)   180m NO.305
千手山(せんじゅやま)  224m NO.306
鹿沼市内を見下ろす山で,城址と遊園地で今も市民の憩いの場
子供らの掛け声響く深き堀 城址の土塁昔をしのぶ
【山行日】 2005年 2月 11日(金、祝) 【天 候】  晴
【山 域】 鹿沼 【所在地】 栃木県鹿沼市
【地 図】 国土地理院 1/2.5万図  鹿沼
      地図(御殿山、坂田山、千手山)
【同行者】 なな
【関連ページ】 小藪山

【ルート・コースタイム
市役所・職員駐車場 ( 3分)−野球場( 2分)−御殿山・慰霊碑−( 10分)坂田山( 5分 )−駐車地=( 5分)=千手堂前・駐車場 ( 5分)−千手山( 5分 )−駐車地
この日のコース所要合計タイム 35分

【御殿山】

御殿山公園野球場

御殿山・堀を見る
鹿沼秋祭り(国指定重要無形民族文化財)の絢爛豪華な「彫刻屋台」は見る人を魅了する。 その祭りは今宮神社の大祭である。 今宮神社と市役所の上に御殿山がある。 御殿山は山城址であり今も深い堀など遺構がある。 しかし大部分は開発されている。 何回か出場した事のある「鹿沼さつきマラソン」のゴールは御殿山の野球場である。 今日は休みで空いていた市役所職員駐車場へ車を停めた。 上の野球場のグランドで少年野球の練習をしている。 父兄の車が何台か停められている。 見上げる御殿山は駐車場から直ぐでその上の慰霊碑のある所も数分で行ける。 子供達の練習を見ながらゆっくりと見て回った。 グランドの周りは城の土塁が巡り深い堀が巡っている。 石塔や石碑が多数あるが山と言うのは名前だけのように感じた。 

【坂田山】

坂田山の稲荷社

植林地・堀跡が残る
御殿山から車に戻った時に、地元の方が通りかかったので千手山を聞く。 交差点を見ながら案内してくれた。 信号機の所に「坂田山」の記載があったので一緒にお聞きした。 隣の小高い所が坂田山との事だった。 NHKの直ぐ裏だがよう壁が巡っているのでそこからは無理のようだ。 御殿山との切り通しの所で拡幅の工事をしているそこから歩く事にする。 切り通しの上の尾根は植林とNHK側の尾根で薄っすらと踏み跡があってそれを進む。 植林は城址の遺構のような堀跡までが植林でその先は藪(雑木、篠竹、雑草、、)である。 堀跡に沿って北へ回り込んでみる金網のフェンスが有って坂田山の住宅団地の境のようだ。 フェンスに沿って下から踏み跡がついて上に向っている。。 一旦堀に下りて上に歩いた。 篠竹の刈り払われた頂上に出る。 石祠が迎えてくれた、進むと大きな社がある。 初午ののぼりがあった、「正一位坂田稲荷大明神」と書いてあった。 お稲荷さんのようだ。 ここへは裏から来た、南に開かれた道がついていた。  眺望は無いが北東方面の千手山方面が見える。 下りは刈り払われた所を下る。 しかしNHKの上の所に出て下りられず堀跡に下りて上って来た尾根に上がる。 そこから西の尾根の回りこみ下ると植林の作業道があり途中までそれを使い民家の裏から竹薮から道にでた。 昔の事は知らないが想像では御殿山と坂田山は付いていて一体となった城址のように思う。 城址には隣接して神社とか稲荷社が一緒にある。 特に稲荷社は城内に有ることが多いのでここもそのように思う。

【千手山】

千手観音堂

山門・「紫雲山」の額
坂田山交差点から北に下ると大きな鳥居と石碑がある。 ここだなと車を参道に入れる。 赤い山門が迎えてくれる、車を停めて近づいてみる。 緑地に金文字の「紫雲山」の額何やら山の文字に熱いものを感じる。 お寺の山号で驚くことはないのだが。

千手山の前に千手観音堂の事について。(案内の板による)
縁起によれば大同年間(1200年前)勝道上人二荒山開山のみぎり山中の霊木を得て三体の観世音を造像す、本像はその内の一体なりという。 往昔は板荷村に安置されてありしに鹿沼城主壬生上野介義男は観世音を尊信しこの地に移し建てられたものという。 古来三十三年目毎に開帳しその期間中尊容を拝することが出来る。 S42. 3. 16. と記されていた。

山門に有った「紫雲山」の額であるが。 板荷駅前の白雲山、紫雲山のことはこの事のようだ。 
千手山公園で頂いたパンフによると木造 千手観音菩薩坐像は鎌倉時代末期の作とありました。 舟型光背、台座は江戸中期の作です。 (下野三十三札所めぐり 第三十一番)

NHKアンテナの先の山は富士山、小藪山

千手山の遊園地
いよいよ千手堂の見学も終えて山頂へ、ここは遊園地でもあり遊具が動き子供も来ている。 遊園地は避けて千手堂から景色を見ながら裏の道を歩く、進むと下ってしまうようだ。 仕方なくよう壁の終わった所から斜面を上がる。 上にあがったらそこは「おとぎ電車」のトンネルの所だった。 そこからつつじの間を通って頂上に着く。 裏には住宅が迫って建てられていた。 眺めは市内を一望出来て、古賀志、多気山が見える。 山頂広場下には板倉の雷電神社が祀ってあった。

【忘備・マイタイム】
市役所・職員駐車場( 11:35)−野球場( 11:38)−御殿山・慰霊碑( 11:40)坂田山( 11:57)−駐車地( 12:08)=千手堂前・駐車場 ( 12:15)−千手山−駐車地( 12:50)
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