観音山 かんのんやま 203m NO.317
観音山は、井出山、城山(きやま)とも言われています。 
三角点山 さんかくてんやま 234.7m NO.318
奈良時代の日光開山の祖、勝道上人は都賀町木で幼年期を過ごしました。
東国の山岳宗教の始祖で、観音山の中腹に華厳寺を建立されました。
【山行日】 2005年 2月 27日(日) 【天 候】  晴れ
【山 域】 都賀 【所在地】 栃木県下都賀郡都賀町木
【地 図】 国土地理院 1/2.5万図 下野大柿
      地図(観音山、三角点山)  地図(富士山)
【同行者】 なな
【関連ページ】 富士山(栃木市吹上町)
【コースタイム】
つがの里・第1駐車場−( 20分 )−観音山展望台−( 3分 )−観音山山頂−( 5分 )−ゴルフ場側道−( 20分 )−三角点山山頂−( 40分 )−166m峰−( 15分 )−富士山(吉野工業展望台)−( 10分 )−吹上中学校裏−( 30 )−観音山下(木の西)−( 10分 )−観音山展望台−( 2分 )−観音堂跡−( 10分 )−つがの里・第1駐車場

所要時間    2時間45分 (休憩、散策時間を除く)

【観音山】
南から見る観音山 (撮影 富士山)

尾根の展望台
 都賀町には町民の憩いの場として「つがの里」が整備されています。 江戸時代には日光例幣使街道の宿場町として栄えた所でもあります。 先週の要害山のページにも紹介しましたが、宇都宮氏と皆川氏が何度も戦った古戦場も多数あります。 地名として合戦場と言う所もあります。 勝道上人ゆかりの史跡も点在しています。

 勝道上人は山岳宗教の祖であり栃木の山を考える上で、近くにゆかりの地があることを知らなかったのはうかつであった。 観音山と勝道上人のことは後述にして山歩きの事です。 観音山の麓の「つがの里」に着いたのは昼を少し回っていた。 都賀町のパンフを見ると、観音堂跡とハイキング道があるようだ。 我が山部・なな隊は1/2.5万図を見て東尾根から頂上へ向う。 ハイキング道を横切って聖地公園に沿い左側を歩いて高度を上げる。 やがて杉の植林地に尾根に出ると幼木の植林地がある。 ここを歩いて尾根を上がると「ふれあいの森」の道にでた。 ここからは快適な土の道でそのまま「なな」と話をしながら進むと茶色の展望台が樹間から見える。 展望台をなぜ鞍部に作ったのか、眺望は抜群とはいかない。 ここには観音堂からであろうか下からも道が上がって来ている。 頂上部の確認に高みに進むとハイキング道は南側に下りていっている。 僅かで頂上部に着くここまでは踏み跡も無いに等しい。 クヌギ、コナラの多い里山はこんな感じが一般的なんだろう。 歩き回ったが杭が一本だけあったここが頂上のようだ。 赤布設置する。 宗教上の観音山は全体を言うのであろう、観音山は出井山、城山(きやま)とも言われている。

つがの里、案内図

観音堂跡の奥に碑文の石がある。
 先に進む頂上からは西に下った、途中岩が何ヶ所か露出したところがあった。 篠竹の薮がこの地域には多いがここも同じようだ。 途中まで下ると樹間からゴルフ場が見えるので下る方向をやや南として下った。 後で判ったがあのまま進むとコース内か、よう壁がある所に出てしまう。 ハイキング道の延長線の道から木の西集落から臼久保集落をつなぐ道に降り立った。 時々車も通る北へはゴルフ場の下へトンネルの中へ入るようだ。

移築された現在の観音堂

野鳥の森の案内板(三角点山)


【三角点山 (234.7m)】
 ここからは三角点峰へ向う何人の方に山名をお聞きした。 臼久保の方から「三角点山」と呼んでいる、今はゴルフ場が出来てからは山に入らなくなったと言っていた。 頂上へのルートはゴルフ場が間にあるので真直ぐに進めない、ルートを探し見るととコースの南端下の沢に砂防ダムがある。 そこまでは下れないのでコースと薮の境を歩い234.7m峰の南東尾根に取り付いた。 尾根上には直ぐに到達した、そこには開かれた道が付いていた。 篠竹の密薮を開いて階段も作ってある。 後で知ったが「野鳥の森」ハイキングコースだ、丸太の階段も少し朽ちて丁度良くなっている。 一気に歩いて頂上の東端に着いた。 西に僅かでコースの案内板の所に着いた。 ここから直ぐ下る道がある、尾根を進む道も見える。 案内板の裏側に航空測量の白板が転がっていて、そばに三等三角点標石がある。 ここからは見通しが無い、残念である。 ピークは栃木市と都賀町の境界になっている。 元梓ゴルフクラブの名の付いた杭が見られる。 「なな」が残雪を舐めているので、水を出して一服とした、うまそうに飲んでいる。 山頂の様子をカメラに納めて次へ向う。 先週の要害山へ尾根をつないで予定である。 北への尾根を下る倒木もあるがどうてことの無い。 しばらく下ると明るくゴルフコースが広がっている。 プレーする人も見られる様子を窺うと地図にあるはずの尾根は無くなっている。 全てが芝生であるプレステージとオリンピックスタッフの両コースがくっているように見える。 気を使いながら歩くのも嫌なので要害山へ向うのを中止として三角点山へ戻る。

この後は三角点山から南の尾根を栃木の吹上中学校まで進む事とした。 その後の富士山は、こちらです。

三角点山の標石

切り開かれた道

【忘備タイム】
つがの里・第1駐車場( 12:30 )−観音山展望台( 12:52 )−観音山山頂( 13:03 )−ゴルフ場側道( 13:11 )−三角点山山頂( 13:32 )−166m峰( 14:18 )−富士山(吉野工業展望台)( 14:41 )−吹上中学校裏( 15:08 )−観音山下(木の西)( 15:47 )−観音山展望台( 15:59 )−観音堂跡( 16:02 )−つがの里・第1駐車場( 16:20 )

ページ頭へ  登頂リスト 2005年へ  表紙へ