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宮界標 『 宮 界乙五六 × 』

宮界標 『 宮 界乙五六 × 』
栃木県日光市 太郎山東登山道 2011.11.03
太郎山の東の志津側の登山口から歩くと程なく、新薙に沿った尾根となる。 登山道を少し上がった所から道沿いに宮界標が現れてくる。 その中で「界乙五六」が倒れてミヤコ笹の中に埋もれている。 標示杭の所に埋標されていたのだろう。 宮界標標石は掘れて土砂は流れやがて倒標したのだろう。 |
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太郎山新薙より、『 女峰山、小真名子山 』
栃木県日光市 太郎山 2011.11.03
太郎山の火口(お花畑)を過ぎると、新薙を横断する。 そこからは絶景だ、女峰山、帝釈山、小真名子山、大真名子山、男体山、中禅寺湖を一望するパノラマだ。 |
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太郎山火口 『 火口壁の岩峰 』
栃木県日光市 太郎山 2011.11.03
栃木の山ではっきり火口が見えその中を歩けるのが、太郎山のお花畑(火口跡)だ。 火口を取り巻く岩峰も見事である。 にょっきりと筆のような姿の岩や奇岩も多い、岩峰の外側は南西面は垂直な岸壁、南東面は薙になっている。 他の斜面も急で壮観である。 森林限界に近いので背の低いコメツガが密生している。 写真で遠くに見えるのが大真名子山である。 |
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三等△ 『 三等三角点 + 』 陸地測量部(国地院)
栃木県日光市 太郎山 2011.11.03
この日のメーンは、太郎山山頂の三等三角点標石である。 標石は以前から周囲の土砂流失により埋設されていない状態が続いている。 三等△太郎山標石は、今はケルンの所にあるが以前見たのは山頂の縁に立て掛けてあったのを見ていた。 現役標石で露出状態が長く続いている数少ない標石なのだ。 知る限りここ数年では三等△「太郎山」「根名草」と二等△「白根山」の3点だけだ。 しかし、白根山の二等△標石は先頃の確認で修復され現役復活となっていた。 国地院の基準点成果等閲覧サービスは、2011.11.03
現在次のようになっている。 【太郎山】 成果状態:正常 現況状態:露出 【根名草】
成果状態:正常 現況状態:不明 (【白根山】 成果状態:正常 現況状態:不明、と発表されている。
太郎山標石の現況確認に再び太郎山頂に立つ。 標石周囲には石が積まれケルン状だが、標石柱の基部は半分露出し斜傾している。 傍に真新しい白色プラ製標示杭あり違和感を感じる”これで正常なのか?” これが正常なら奇跡だな。 また、盤石も石積の間から見える、盤石自体が傾斜しているので、乗っている柱標も傾むいているのだ。 「成果状態:正常」となっているがどう見ても異常としか思えない。 「現況状態:露出」は正しい。 今流行の「ICタグ」は無かった。 彫刻刻字は風化と苔が着いて判読しずらい。 |
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宮界標 『 宮 界乙四四 × 』 帝室林野局
栃木県日光市 太郎山東登山道 2011.11.03
奥日光の広大な明治の旧宮内省御料地、それを取り巻く宮界標(標石)には一連番号が付与されている。 大きく2系統(甲・乙)とイロハなどの小さな系統がある。 甲乙の起終点は太郎山東斜面になっている。 乙系統は太郎山東斜面から新薙の東側尾根を下り御沢を越え、溶岩台地の縁(七曲付近)から高度を下げ戦場ヶ原開拓から再び男体山を登る。 男体山中腹の高度1800mをぐるっと切るように南進し二荒山神社手前で尾根を下り中禅寺湖までが乙系統となっている。 スタート直後の「界乙四四」は刻字状態も良い。 |
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