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2012年-report-85.

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鬼怒川改修工事 内務省基標 『 不 BM NO.20 内務省 鬼怒川 ・半球分 』 】



















鬼怒川改修工事 内務省基標 『 不 BM NO.20 ・ 内務省 鬼怒川 』 鬼怒川左岸
茨城県筑西市下江連 下江連稲荷神社 (2012.06.02)


鬼怒川改修工事 内務省基標石『BM NO.20』の調査は2012.04.04に訪問し、埋標設置されている下江連稲荷神社境内の開堀を願い出ていた。 幸い快諾いただいていたのでこの日氏子総代さん立会いの上、標石掘出、洗浄、、計測、拓本など調査項目の全てを終えた。

表示杭の記載は間違いであることが確認された。 表示杭を設置された郷土史家塚原氏の資料(正)と表示杭(誤)の相違点が確認した。 また、「参考」に記してある各項目と埋石位置も確認した。 幸いな事には埋没していたので欠損などが無かった。



参考 鬼怒川改修工事 内務省基標 『 不 BM NO.18 内務省 キヌ ・ 』】



鬼怒川改修 内務省基標 『 不 BM NO.18 ・ 内務省 キヌ 』 鬼怒川左岸
茨城県筑西市船玉 船玉神社 (2012.04.04)


表示杭に記されていた内容は「NO.18」のデータが記載されていた。



参考 鬼怒川改修工事 内務省基標 『 キヌ NO.18』と記された表示杭 】



鬼怒川改修 内務省基標の標柱 『 内務省 キヌ BM NO18 』 鬼怒川左岸
茨城県筑西市下江連 下江連稲荷神社 (2012.04.04)


鬼怒川改修 内務省基標探索に、下江連の稲荷神社に伺った。 以前気にもしなかった木柱に注視した。 各面に「鬼怒川水系水準点」「内務省キヌBMNo18」「標高四一・五六m」と記したものである。 その袂に角ばった石がある、もしかしてこの石を基標と言うつもりなのか。 それとも付近の土中にあるのだろうか。

この石だとしたらがっかりです。 破壊され原型をとどめていないことです。

さて、木柱記載に疑問がある。 「鬼怒川水系水準点」は良いとしましょう。 この木柱に記したデータは何処から得たのだろう、「標高四一・五六m」の数字はどこから得たのだろう。 標石への記載のないものだ。

いよいよで本丸に切り込む、「内務省キヌBMNo18」とある。 これは完全な間違いだ。 「No18」の基標は下流の船玉神社・古墳にある。

「内務省」は共通の刻字で動かしがたい刻字だ。 「キヌ」とあるが他に「鬼怒川」の刻字もある。 厄介な事に次の基標「NO.21」は「鬼怒川」である。 「No.18」は「キヌ」であるので、19,20は現物を見ないと解らない。 位置からすると「NO.21」の隣と言う事になるので「鬼怒川」の可能性が高い。 

基標には「不」が刻字されているが、現物を見ていてもよほどのマニアでないと解らないと思う。 しかし、情報元が別な所にあれば記されているはずなのだが。 謎多き木柱である。


疑問点を整理すると、@基標番号、Aキヌ・鬼怒川、B不の刻字、C標高記載、などだ。 この疑問を解決するには、この木柱を設置した方にお聞きするか、現物発見以外にはないだろう。



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