野鳥 青面金剛 愛犬なな 桐生100` 




2012年-report-101

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2012年第三回富士山標石調査  吉田ルートから富士山を登る



日の出直前の富士山山頂直下の狛犬と雲海 2012. 9. 1



【 今回のコースとタイム 】

場 所       備 考 (標 高) 現地時間
北口本宮冨士浅間神社付近(富士吉田市内)  18:30
富士スバルライン五合目駐車場 2300m     (発)  19:20
六合目・安全指導センター 2390m  20:40
七合目・花小屋 2700m  21:35
七合目・日の出館  21:45
七合目・トモエ館  22:00
七合目・富士一館 2800m  22:35
七合目・東洋館  23:10
八合目・太子館 3100m  23:30
八合目・蓬莱館   0:31
ハ合目・元祖室 3250m     (仮眠)   1:00− 不明
本八合目・富士山ホテル第一 3400m   3:00
本八合目胸突・上江戸屋 (ホットココア)   3:25
八合五勺・御来光館 3450m   4:50
頂上・久須志神社 3700m              (着)   5:20
久須志岳 御来光(雲の上)   5:25
白山岳 (標石調査) 3756m   5:35−7:35
頂上・東京屋(飲食:カップラーメン・ホットココア) 3700m   不明
金明水(火口内)→小内院   8:30
大沢崩れ上の峰ピーク   9:00
剣が峰 (標石調査) 3776m   9:20−10:10
浅間大社奥宮(富士宮ルート口)  10:30
久須志神社より上り道を下る、(下山) 3700m  11:00
九合目より下り道を下る、八合目分岐する   不明
七合目下りの公衆トイレ(9/2まで)との書あり  14:50
富士スバルライン五合目・小御岳神社(着) 2300m  15:30
・富士吉田市内「ふじやま温泉」に入り、帰路に着く


二等三角点 『富士白山』 白山岳  標石調査 こちら>>
二等三角点 『 富 士 山』 剣が峰  標石調査 こちら>>





【 吉田コースの山小屋 】



日の出館 吉田ルート(上り) 2012. 8.31

スタートして三時間ようやく体が熱くなって体内の血が循環し始めた。 日の出館到着するも、そのまま通過振り返るとガラス越しにおやじさんの顔がこちらに向いていた。 今年も多くの登山者を見送った顔は穏やかだった。





トモエ館 吉田ルート(上り) 2012. 8.31

七合目トモエ館は明るく電気が点いていた。 記念に金剛杖を購入しようかと考えたが荷物になるからパスした。





富士一館 吉田ルート(上り) 2012. 8.31

今日8月31日はブルームーンの特別な日であった。 この時を待っていたように富士山は満月に明るかった。 さて、ブルームーンと言ってもブールーに見える訳ではない。 月が青く見えるのは稀なことでめったにありえない事をブルームーンと言うのである、それが稀なことの慣用句となったのです。 8月31日は8月二度目の満月の日なのだ、太陰暦と太陽暦の一日差がそうさせるのだが一ヶ月に二度満月があるのは稀なことなのである。 という事で一月に満月が2回見える時をブルームーンと言うのである。 ちなみに次回は2015年7月2日と31日である。





東洋館 吉田ルート(上り) 2012. 8.31

ガスも薄くなり月明かりは煌々と山のシュリエットをくっきりと引き立ちださせている。 今日の幸運をブルームーンが祝福しているようでここまで順調にきた。





八合目太子館 吉田ルート(上り) 2012. 8.31


八合目の太子館は静かだった。 入口横には太子館の謂れが書かれてある。 「聖徳太子が馬に乗り富士山に登った時、休憩した場所がちょうどこの場所であった」という伝説に由来しているようだ。 深読みすれば"徳太子が馬で富士登山した"ということらしい、これは勉強になったあやかりたいものである。。





八合目蓬莱館 吉田ルート(上り) 2012. 8.31

小腹が空いてきたなぜか、「八合目」が見えず「中華食堂の「蓬莱館」と見えてしまった。 明るいから営業中である。 





八合目元祖室 吉田ルート(上り) 2012. 9. 1

名前が印象に残った、「元祖室」(がんそむろ)と読む。 日にちも変わると眠気さす多くの登山者がベンチでぐったりとしている。 ここからすんなり歩ければ1〜2時間で頂上に着ける所まで着た。 もう少しで須走ルートと合流するぞ、そこまでいとがんばりしようと思った時に、ベンチが空いたので腰を下ろした。 そうなったらもうダメ、悪い虫が時間調整をここでしようと体の中で叫んでいる。 もう立ち上がれない、前の庚申日に三尸(さんし)の虫を退治しておけばよかった。 もう遅いウトウトと寝入ってしまった。





本八合目富士山ホテル第一 吉田ルート(上り) 2012. 9. 1

八合目元祖室でウサギとカメのウサギ状態で飛び起きて歩き始めた。 寝ている間に沢山の人の波と化していた。 ツアー登山の人たちのようだ次々に下方を見ると疎らだったランプの明かりが波にように打ち上げてくる。 すごいエネルギーを感じる。 





本八合目胸突江戸屋 吉田ルート(上り) 2012. 9. 1

本八合目富士山ホテル前を通過し胸突江戸屋前に差し掛かるとどうにもならない、シャリバテのようだ。 ここでホットココアを飲むと元気になった。 今日は太るからと水とお茶持参でスポーツドリンクは無しでした。 山頂の上にブルーンムーンだとシャッターを押した。 





3450m 御来光館 吉田ルート(上り) 2012. 9. 1

ホットココアから間もないのでここは通過した。 御来光を頂上で見ようと歩いたがここで御来光というパターンになってしまわなくて良かった。 なんて他愛無いオヤジギャグを考えながら通過した。 雲海が広がり御来光は無理かも知れない、でも全く見えないことはないだろう。





頂上直下鳥居付近 吉田ルート(上り) 2012. 9. 1

ツアーの人の波に呑まれて5歩進んでは止まり、長いときは30秒程して動く状態で疲れることもなくまた動く、これの繰り返しが延々と続く。 周囲の方々もそれは織り込み済みらしく淡々と黙々と歩く。 写真は頂上の石積みが直ぐそこにある。






頂上直下鳥居 吉田ルート 2012. 9. 1


久須志岳からの日の出 】



 雲間に御来光 富士山頂 久須志岳 2012. 9. 1

日の出時間(地平線からの)はとうに過ぎている、ようやく雲海を越えた赤々とした陽がまぶしい、富士山頂の峰々からバンザイの大きな声が聞こえる。 剣が峰や小内院の上の峰からもバンザイが聞こえる。 山頂の一番華やいだ時間である。





赤く染まる白山岳 富士山頂 久須志岳 】



赤く染まる白山岳  撮影地 : 富士山頂 久須志岳 2012. 9. 1

今日の標石調査をする白山岳である。 朝日に染まったどっしりした感じはすばらしい眺めだ。 山頂には鳥居や祠が祭られている。 富士山の八葉によれば白山岳は釈迦ヶ岳いう。 久須志岳は薬師岳で薬師如来が祭られていたからである。 いずれも仏教名で明治の神仏分離令により仏教系地名が神道系の名に変えられたものである。

左肩にブルーンムーンが見える。


二等三角点 『富士白山』 白山岳  標石調査 こちら>>
二等三角点 『 富 士 山』 剣が峰  標石調査 こちら>>



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